アズビル、中国の生産子会社に再生可能エネルギー設備を導入 - 2050年温室効果ガス「ネットゼロ」実現へ、グループ一体で推進 -
2025年8月4日
アズビル株式会社
アズビル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山本清博)は、 2050年温室効果ガス排出量ネットゼロの実現に向けた取組みの一環として、2025年6月より中国・大連の生産子会社であるアズビル機器(大連)有限公司(総経理:皆川隆浩、以下、ACNP)に太陽光発電設備を導入しました。本設備は、上海乾昇建筑工程有限公司との電力購入契約(PPA*1)により設置され、年間約310tのCO2削減を見込んでいます。これにより、azbilグループは日本・中国・タイの主要な生産拠点における再生可能エネルギーの導入を達成、ネットゼロの実現に向けた取組みをさらに加速させていきます。

アズビル機器(大連)工場棟 屋上
今回締結したPPAサービスは、上海乾昇建筑工程有限公司がACNPの工場屋根に約480kWの太陽光発電設備を設置、太陽光により発電したグリーン電力をACNPが製造工程で使用し、電力使用量に応じた料金を上海乾昇建筑工程有限公司に支払うというものです。これにより、工場全体で使用される電力の約1/6が再生可能エネルギーで賄われ、年間約310tのCO2が削減できる見込みです。
azbilグループでは「2050年 温室効果ガス排出削減長期ビジョン」の下、脱炭素社会の実現に向けた取組みを推進しています。2022年より、マザー工場である国内の湘南工場での購入電力を実質100%再生可能エネルギーで賄い、2024年にはタイの生産子会社であるアズビルプロダクションタイランド株式会社でPPAサービスを締結しました。今回の導入で、日本・中国・タイを3極とした主要な生産拠点すべてで再生可能エネルギー調達を導入したことになります。
さらに、当社最大の研究開発拠点である藤沢テクノセンターや国内グループ会社などでも再生可能エネルギーによる調達を既に実現しており、2050年温室効果ガス排出量ネットゼロの実現に向けて着実に前進しています。
azbilグループは、これからも再生可能エネルギーの活用をはじめとする脱炭素社会の実現に向けた様々な取組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
*1 PPA:Power Purchase Agreement (電力購入契約)の略。PPA事業者が電力需要家の敷地に太陽光発電設備を設置し、運用・保守を行う。発電した電力は電力需要家が購入する。
*掲載されている情報は、発表日現在のものです。
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