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azbilグループは、オートメーション事業を通じて社会やお客さまの課題解決に貢献し、持続可能な社会の実現と自社の成長を目指しています。本報告書では、2025年5月に公表した新中期経営計画（2025～2027年度）を中心に、azbilグループの“進化・共創”による価値創造に向けた具体的なアプローチや成果をわかりやすくまとめています。併せて、持続的な価値創造を支えるサステナビリティ経営についての包括的な開示にも取り組みました。

例えば、社長メッセージでは“azbilグループらしい事業モデル”や持続的成長に向けた投資戦略について、副社長メッセージでは資本コストを意識した経営や事業ポートフォリオの再構築、バランスシートの有効活用などの施策を説明し、これを受けた各部門における価値創造の取組みを説明しています。経営トップ・各部門責任者によるメッセージに加え、社員やお取引先さまの声を掲載するなど、現場のリアルな視点も紹介しています。大阪・関西万博への協賛プロジェクトの紹介はその一例で、若手社員の声を通じて社員エンゲージメント向上の成果を伝えています。さらに、サステナビリティ経営における重要テーマとして、人的資本や自然資本（脱炭素、生物多様性、水資源など）に関する方針・取組みについて解説、コーポレート・ガバナンスの強化に関しては、社外取締役による座談会を通じて、透明性・健全性の向上に向けた方針や施策を紹介しています。