アズビル、中部鋼鈑株式会社の圧延工場に「Dx Valve Cloud Service」を納入 ― 調節弁のオンライン診断で安定操業と保全最適化を支援 ―
2026年9月29日
アズビル株式会社
アズビル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山本清博)は、中部鋼鈑株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:金子大剛)の圧延工場*1における加熱炉設備の安定操業および保全の高度化を目的として、クラウド型バルブ解析診断サービス「Dx*2 Valve Cloud Service」(以下、「Dx Valve Cloud Service」)を納入しました。本サービスは、現在、操業中のオンライン設備診断による状態監視に活用されています。
中部鋼鈑株式会社
中部鋼鈑株式会社では、現在推進中の中期経営計画において、「持続可能な基盤整備」を基本方針の一つに掲げています。現場で培ってきた経験やノウハウを活かしながら、稼働データや異常解析結果をデジタル技術で可視化することで、属人的な管理から脱却し、安定・安全操業とコスト競争力を両立するスマート生産基盤の構築を目指しています。
また、加熱炉は大規模メンテナンスが困難であり、操業中の調節弁の故障は設備の全停止や機能制限に直結するリスクがあります。そのため、バルブの状態を常時監視し、異常兆候を早期に検知する仕組みが求められていました。
このようなニーズを背景に、同社は従来の時間基準保全(TBM*3)から、データに基づく状態基準保全(CBM*4)への移行を目指し、当社の「Dx Valve Cloud Service」を採用しました。本サービスの導入の決め手となった点は以下の通りです。
- クラウド経由で収集した動作データに対し、アズビルが長年培ってきた知見やノウハウを活用した解析・診断機能を有している
- 週単位で診断結果を確認でき、設備状態を常時監視できる
- 大規模メンテナンスに向けた計画的な準備が可能である
今回の導入では、圧延工場の加熱炉で燃焼管理に使用される燃料ガス・空気・排ガス用の調節弁のうち、特に重要度の高い11台を本サービスに接続しています。これにより、常にオンラインで異常診断を行うことで、必要な補修内容を事前に把握し、大規模メンテナンス期間内での効率的な対応を可能にするとともに、過剰な予防取替の削減によるメンテナンス費用の低減や計画策定業務の最適化を図っています。
今後も同社はアズビルと連携しながら、メーカーとして蓄積してきた動作データを継続的に分析し、診断パラメータやしきい値の最適化、データ処理方法の改善を進めることで、より精度の高いメンテナンス計画の立案と突発トラブルのリスク低減につなげていく予定です。
圧延工場と「Dx Valve Cloud Service」を構成する当社スマート・バルブ・ポジショナ 形 AVP302(写真右)
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Dx Valve Cloud Service当社はパーパスである「人と社会の可能性を、技術で解き放つ。」の実現に向け、持続可能な社会へ「直列」に繋がる貢献と持続的な成長を目指し、今後も社会的課題やお客さまのニーズに対応した製品・サービスを提供してまいります。
*1 圧延工場: 加熱した鋼材をローラーで延ばし、所定の厚さや形状に加工する工程を担う工場
*2「Dx」は医療分野で「診断」を意味する「Diagnosis」の略称です。
本サービスでは、バルブの健康状態を把握することによって、常にバルブを安全に使うことができるという意味を、この言葉に込めています。
*3 TBM(Time Based Maintenance):時間基準保全
*4 CBM(Condition Based Maintenance):状態基準保全
*掲載されている情報は、発表日現在のものです。
