炎・ガス検知

感度波長拡大型UVチューブの開発

特殊燃料の火炎検出が可能であるチューブユニットAUD20用UVチューブを開発した。特殊燃料の火炎検出には、波長185~270nmの紫外線に対する感度を持つUVチューブが求められる。UVチューブが検出できる紫外線波長は、受光面であるカソード電極の仕事関数によって決まり、波長185~270nmの紫外線を検出するためには4.6eV以下の仕事関数を持つカソード電極が求められる。AUD20のカソード電極は、キュプロニッケル圧延材に銅メッキを行った構造を採用しており、結晶方位の制御および表面へのニッケル偏析を目的とした2段階の熱処理プロセス技術開発により仕事関数制御を行った。

アズビル株式会社 技術開発本部 中島 有紀
アズビル株式会社 技術開発本部 片桐 宗和
アズビル株式会社 アドバンスオートメーションカンパニー 住吉 啓介
アズビル株式会社 アドバンスオートメーションカンパニー 梁田 菜々子

azbil Technical Review 2018年 特集:「人を中心とした」の発想に基づく機械・システムとの協調

PDF (2,603KB)で見る | HTMLで見る

課題解決キーワード一覧に戻る