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エネルギーデータ活用を通じて顧客のDX推進に貢献

― 電気、ガス、水道のデータが消費者の暮らしを可視化 ―

アズビル金門は、IoTが普及する以前から今日に至るまでエネルギーデータを活用する可能性について模索し続けてきました。そして、スマートメーターをはじめとしたIoT技術を利用して「測ること」そのものをサービスとして提供するなど、先進デジタル技術の活用によって、ガス、水道事業者の業務効率化やサービス品質向上に貢献しています。現在、アズビルおよびパートナー企業との協業によって、「DX-EGA」という事業コンセプトの下、ガス・水道に加えて、電気を含めたトータルなエネルギーデータの活用による顧客の新たな価値創出を支援する取組みを進めています。

「測ること」と「サービス」を組み合わせることで、ガス、水道事業者の業務の革新を支援

建物分野のビルディングオートメーション事業、工業分野のアドバンスオートメーション事業と並ぶ、azbilグループの第三の事業の柱と位置づけられるライフオートメーション事業。「人々のいきいきとした暮らし」に直接貢献するという同事業におけるミッション遂行の一翼を担ってきたのが、2005年にazbilグループの一員に加わったアズビル金門株式会社です。同社が創業した1904年に、国産初のガスメーターを開発して市場への供給を開始。以降、一貫してガスメーター、水道メーターなどの計量器専門メーカーとして、国内外のガス・水道のインフラを支えてきました。

近年、企業のビジネス活動、国や自治体など公共分野での施策などにとどまらず多様な領域において、デジタル技術の活用により新たな価値を創出していく、デジタルトランスフォーメーション(DX*1)の推進が重要視されています。これに対しアズビル金門では、顧客のDX推進に貢献する製品・サービスの整備にも注力してきました。例えばLPガスの領域では、低消費電力型の無線通信技術であるLPWA(Low Power Wide Area)など様々なネットワーク規格に柔軟に対応するLPガス用膜式スマートメーター K-SMα™を2017年5月にリリースしました。そして2019年5月にはK-SMαや既存ガスメーターに接続し、データを収集するLPデータクラウドサービス ガスミエール™の提供を開始。LPガス事業者における検針や保安、配送業務の効率化・省力化に寄与しています。さらに、これらサービスの提供にかかわるアズビル金門の各部門においてISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の国際規格認証を取得することで、情報の機密性、完全性、可用性をバランスよくマネジメントし、情報を有効活用するための体制も強化しています。

エネルギーデータの解析を通じて、消費者のライフスタイルを把握

DXの推進において、アズビル金門が特に大きな力を注いでいるのが、ガス、水道、それらに電気を加えた、生活インフラにかかわるエネルギーデータの活用による新たな価値の創出です。2019年11月以来、アズビル金門とアズビル株式会社は、電力流通システムの提供を行う株式会社東光高岳、電力用スマートメーターやガス・水道メーターの部品の提供で知られる東光東芝メーターシステムズ株式会社との4社の協業体制でこの取組みの実現を目指しています。

この協業体制では、事業コンセプトを「DX-EGA」(ディーエックス・イーガ)と命名。スマートメーターから収集した各エネルギーデータ( 電力:Electricity、ガス:Gas、水道:Aqua)を統合的に把握、分析し活用することで、民間企業や公共分野において、人々の生活品質向上に貢献する新サービスの創造が期待できます。このように、DX-EGAの下で、エネルギーデータを軸として様々な領域でDXを支援し、お客さまに新たな価値の提供を目指しています。例えば、エネルギーデータを解析すれば、ある時間帯における在宅状況の傾向など、おおよそのライフスタイルの傾向を把握することも可能です。そうした情報を、メーカーや小売り・流通、ヘルスケアといった様々な分野の企業と共有し、ビッグデータ分析を行うことで、より効果的なマーケティング施策の立案や市場ニーズに合致した商品・サービスの開発などにつながる可能性も広がります。

アズビル金門では、エネルギーデータを基に、より高い精度でライフスタイルを把握することができるかどうかの研究を、産学連携で進めているところです。

こうしたエネルギーデータを活用した取組みは、高齢者世帯の見守りや、空き家世帯の実態把握、各地域で昼間と夜間の人口の増減に応じた災害時避難経路の検討など、社会が直面している様々な課題の解決に役立てていけるものと大きな期待が寄せられています。

アズビル金門とアズビル、東光高岳と東光東芝メーターシステムズの4社が協業体制で進めている取組み。「DX-EGA」の価値、創出図。

アズビル金門とアズビル、東光高岳と東光東芝メーターシステムズの4社が協業体制で進めている取組み。「DX-EGA」の価値、創出図。

クラウドサービスのデータを統合し、新たなプラットフォームを構築

DX-EGAの事業コンセプトに基づき、電気、ガス、水道の各種エネルギーデータを統合的に活用するためのデータプラットフォームの構築も進められています。従来、アズビル金門ではガスミエールを提供しているほか、IoTを活用して、都市ガスメーターや水道メーターの情報をクラウドに集約する仕組みも構築しています。また電気については、東光東芝メーターシステムズが電力メーターの情報を収集管理するCloud TOSCAM™を展開しています。現在は、これらのデータを集約して統合管理する新たなクラウド上のプラットフォームの構築を目指し、その立上げに向けた計画が進められているところです。

今後はこの新たなプラットフォームをベースに、ライフスタイルの把握などにかかわる多彩な分析、あるいはエネルギーデータを活用したビジネス展開を計画している企業へのサービス提供など、様々な切り口での展開を想定し、検討しています。具体的にどのようなサービスを実装していくのかについては、今後さらに協業4社の間で市場のニーズを調査しながら検討が重ねられていくことになります。

アズビル金門はアズビル、そしてパートナー各社との密接な協業の下、お客さまのDX推進に向けてエネルギーデータの活用という新たな価値を提案してまいります。

*1:DX(Digital Transformation)
進化したデジタル技術を浸透させることにより、人々の生活をよりよいものへと変革すること。

この記事は2021年06月に掲載されたものです。