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azbilグループのマルチステークホルダー方針

当社は、創業の理念を継承した「人を中心としたオートメーション」の企業理念のもと、「持続可能な社会へ『直列』に繋がる貢献」の実現にむけた企業経営を進めています。
その実現にむけては、株主にとどまらず、従業員、取引先、顧客、債権者、地域社会をはじめとするあらゆるステークホルダーとの信頼関係を構築し、マルチステークホルダーとの適切な協働を通じ、変革を加速させ、持続的な成長に取り組んでいます。その上で、価値協創や生産性向上によって生み出された収益・成果について、マルチステークホルダーへの適切な分配を行うことが、賃金引上げのモメンタムの維持や経済の持続的発展につながるという観点から、従業員への還元や取引先への配慮が重要であることを踏まえ、以下の取り組みを進めてまいります。

１．従業員への還元

当社は、「働き方改革」と「ダイバーシティ推進」の2つの施策を両輪とする、すべての従業員が健康で幸せ、活き活きと能力を発揮できる総合的な取り組みを「健幸経営」と位置づけ、その実践にむけた取り組みを行っています。従業員が働きやすい環境を整備するとともに、人材育成等人的資本投資を進めることで、持続的な成長と生産性向上に取り組み、付加価値の最大化に注力します。生み出した収益・成果については、「賃金決定の大原則」に則り、当社の状況を踏まえた適切な方法による賃金の引上げを行うとともに、教育訓練等に積極的に取り組み、従業員への持続的な還元を目指します。
（個別項目）
具体的には、賃金の引上げについて、経済情勢や事業環境等を踏まえながら、労使間で真摯な対話を行い、総報酬の継続的な引上げに取り組むとともに、人事賃金制度を通じ、年齢、国籍、性別等に関わらず、役割と能力発揮度合いに基づく公正な評価と処遇・登用を行うことで多様な人材の活躍を支えています。加えて、「社員持株給付制度」や「社員持株会」及び「社員持株会」に対する独自のインセンティブ・プランの導入等、持続的な企業価値の向上に連動した、従業員の意欲や士気を高められる福利厚生施策の充実を図り、社員エンゲージメントの強化を目指しています。
教育訓練等については、人材育成の社内専門機関であるアズビル・アカデミーを中心に、「学習する企業体」としての企業風土の醸成と教育基盤強化を目指し、階層別や職能別など多様な研修を実施しています。加えて、タレントマネジメントシステムを活用した技術者の育成、市場環境の変化に対応したリスキリングの実践、グローバルビジネスリーダーの育成、次世代リーダーの育成を目的とした未来志向型研修を実施するとともに、若手からベテランまで各年代に向けたキャリア自律支援にも取り組んでいます。

２．取引先への配慮

当社はパートナーシップ構築宣言の内容遵守に、引き続き、取り組んでまいります。
なお、パートナーシップ構築宣言のポータルサイトへの掲載が取りやめとなった場合、マルチステークホルダー方針の公表を自主的に取り下げます。

また、消費税の免税事業者との取引関係についても、政府が公表する免税事業者及びその取引先のインボイス制度への対応に関する考え方等を参照し、適切な関係の構築に取り組んでまいります。

３．その他ステークホルダーに関する取組み

当社は、創業時の精神を引き継ぎ、以下のサステナビリティに関する方針を公表し、あらゆるステークホルダーとの信頼関係のもと、地球環境に貢献し、持続可能な社会へ「直列」に貢献するよう取組みを行っております。

azbilグループのサステナビリティの方針

創業時の精神である「人間の苦役からの解放」の考え方を、人間の幸福のために社会に貢献する価値観として受け継ぎ、グループ理念である「人を中心としたオートメーション」の実践を通じて、あらゆるステークホルダーと信頼関係を構築することにより継続的な企業価値の向上を図り「人々の安心、快適、達成感」を実現するとともに、地球環境に貢献し、持続可能な社会へ「直列」に貢献する

当社グループの取り組むべき重点課題（マテリアリティ）やステークホルダーとの双方向のコミュニケーションに関する具体的な取組に関しましては、当社が発行する、「azbilレポート」をご覧ください。

これらの項目について、取組状況の確認を行いつつ、着実な取組を進めてまいります 。

2025年3月10日
アズビル株式会社
取締役 代表執行役社長　山本清博

マルチステークホルダー方針（2025年3月10日/298KB）