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azbilグループのマテリアリティ

2030年度に向けた長期目標を掲げる当社グループは、2022年8月、サステナビリティ経営のより明確な実践と推進のため、5つの分野、10項目にわたるマテリアリティを特定しました。
当社グループでは、マテリアリティを社会全体の中で企業価値を左右するサステナビリティ課題として捉えており、長期にわたり真摯に取り組んでいきます。

環境 気候変動
資源循環
社会の要請に応える事業拡大と持続可能な地球環境への貢献
イノベーション イノベーション
オートメーションの事業拡大と安心・快適な社会の実現
社会 サプライチェーン
地域社会への貢献
企業価値の増大とステークホルダーとの共生、地域活性
人材 人権・安全・健康
学習と人材育成
健康経営・企業価値の増大と人権等が守られた共生社会の実現
ガバナンス 商品安全・品質
コーポレート・ガバナンス
コンプライアンス
企業グループへの信頼・価値向上と公正で幸福な社会の実現

マテリアリティ特定のプロセス

当社グループのマテリアリティ特定プロセスは大きく3つのステップに分けられます。まずSTEP1として、GRIなどのガイドラインを踏まえ考慮すべき社会課題を網羅的に選定、STEP2では、「機会」として長期目標・中期経営計画、「リスク」として重要リスクの見直し、それぞれの検討プロセスを通じて、グループ理念・行動指針等、「持続可能な社会へ『直列』に繋がる貢献」ができるかといった視点から優先順位付けを実施、STEP3で投資家、ステークホルダーとの対話や取締役会での議論等を通じて妥当性を確認し特定しています。

STEP1 課題の把握と特定

各種ガイドライン(GRIスタンダード、SASBなど)のほか、ESG調査機関(FTSEなど)の評価項目を網羅的に検討し、考慮すべき社会課題を抽出

STEP2 課題の優先順位付け

機会(長期目標・中期経営計画)とリスク(年次重要リスク特定)、それぞれの見直しプロセスにおいて課題の優先度を検証

STEP3 妥当性の確認

投資家、ステークホルダーとのダイアログ、経営の執行および監督レベルでの議論を通じた妥当性の確認

ダブルマテリアリティ

azbilグループではCSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive:企業サステナビリティ報告指令)のダブルマテリアリティの考え方に則り、azbilグループの企業活動が長期にわたって環境・社会へ与えるインパクトも考慮して評価しています。特定した5分野、10項目にわたるマテリアリティはいずれも社会全体、幅広いステークホルダーからの期待を反映した経営課題であると同時に、azbilグループが環境・社会へ与える影響度が大きい項目となっています。その中には、主たる事業として推進する課題、企業活動全体として取り組む課題、および社会の一員として果たすべき基本的責務・企業統治の課題が含まれており、これらの具体的な目標・KPIなどについては「マテリアリティとazbilグループSDGs目標」で説明をしています。当社グループが理念・行動指針等で掲げる持続可能な社会の実現を目指し、マテリアリティとして掲げた課題に真摯に取り組むことにより企業価値の向上に努め、世の中に常に価値ある存在であり続けます。

マテリアリティとazbilグループSDGs目標

「持続可能な社会へ『直列』に繋がる貢献」に向けて、azbilグループが長期にわたり取り組む重点課題として設定したマテリアリティ。マテリアリティで目指す姿の実現に向けて、当社グループでは、特に4つに区分したSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の領域において、目標を「azbilグループSDGs目標」として具体的に定め、策定から実行、進捗管理、そして取締役会への報告、監督・指示に至る一連のマネジメントサイクルに組み込んでいます。事業として取り組む領域を「環境・エネルギー」「新オートメーション」の2つ、また企業活動全体で取り組む領域では「サプライチェーン、社会的責任」「健幸経営、学習する企業体」の2つに区分し、これらをサステナビリティ方針の重要な道標と位置付け、様々な活動を進めています。

azbilグループSDGs目標の詳細については、こちらをご覧ください。

他方、マテリアリティのうち、企業が社会に存立するうえで果たさなければならない基本的責務である商品安全・品質、コンプライアンスについては、「azbilグループCSR推進会議」において、リスク管理に加え各部門で設定したCSR活動計画の策定・進捗確認を行うことで、その維持・向上に取り組んでいます。また、コーポレート・ガバナンスについては、2022年、指名委員会等設置会社へ移行し、社外取締役を過半数とする取締役会および3つの法定委員会の体制の下、適切な監督と実効性の確保を図っています。

マテリアリティとazbilグループSDGs目標、2022年度 実績・取組み・トピックスは こちら をご覧ください。