マテリアリティ

気候変動・SDGsへの対応要請、少子高齢化や働き方改革等による環境・社会・事業構造の変化により、解決すべき新たな課題が顕在化しています。これらの課題解決において、自動化・省力化・省エネルギー・省資源といったオートメーションの果たす役割は大きく、その価値と期待は一段と拡大しています。このような変化の中、2022年8月にazbilグループは、持続可能な成長に向け、グループ理念を基に「機会」と「リスク」の両面からダブルマテリアリティを取り入れ、長期的に取り組む重点課題として5分野10項目のマテリアリティを特定しました。2023年度には、外部有識者の助言を得て再度プロセスを実施し、妥当性を確認しました。
さらに、2026年度には、経営環境の変化やパーパスを策定したことを踏まえ、取締役会での議論も経てマテリアリティの見直しを実施しました。環境変化の中でも、サプライチェーンや人的資本の重要性は国際的にも一層高まっています。一方で、“azbilグループらしい事業モデル”において、技術革新や社会課題への対応が求められる半導体市場やデータセンター市場は、特に急速に変化が進む成長領域と位置付けています。これらを踏まえ、各マテリアリティの重要性や財務影響を再評価した結果、サプライチェーンや人的資本に関しては、より重要性を引き上げるとともに、新たなマテリアリティとして「水資源」を追加しました。その背景には、一例として、AIの拡大に伴うデータセンター等での膨大な水消費等が挙げられます。水資源はエネルギー供給や冷却とも密接に関わっており、特に将来的に水資源枯渇リスクのある地域におけるビルディングオートメーション(BA)事業のグローバル戦略において、事業機会の維持やデータセンター等の空調用冷却水の効率利用等の観点からの事業機会の伸びが重要であると認識しています。また、これらのBA事業への影響評価に加えて、アドバンスオートメーション事業での水利用効率化機器・サービスや環境事故防止ソリューション、ライフオートメーション事業での漏水検知などの各事業領域における財務影響を評価しました。

マテリアリティ特定のプロセス

STEP1 課題の把握と抽出

各種ガイドライン(SDGs、GRIスタンダード、SASBスタンダードなど)をベースにして社会課題を網羅的に抽出し、マテリアリティ候補としました。

STEP2 課題の優先順位付け

マテリアリティ候補に対して、各種ステークホルダー・エンゲージメントを通じて得られた複数の重要課題や、外部有識者からの助言も踏まえダブルマテリアリティの視点で「機会」と「リスク」を識別し、重要度を評価しました。

STEP3 妥当性の確認

外部有識者との議論・確認を経た後、経営会議および取締役会を通じて妥当性を確認し、2023年度にazbilグループのマテリアリティを再確認しました。
さらに、2026年度には、事業環境の変化やパーパスを策定したことを踏まえ、取締役会での議論も経てマテリアリティの見直しを実施しました。

マテリアリティ

マテリアリティとazbilグループSDGs目標

特定したマテリアリティに基づき、事業や企業活動に関する8つの項目については、SDGsの領域において目標を「azbilグループSDGs目標」として具体的に2030年度に向けたターゲットを定めています。
また、企業が社会に存立するうえで果たさなければならない基本的責務である3つの項目については、CSR活動において具体的な目標を定めています。これらの目標の達成に向けた様々な取組みを通じて、サステナビリティ経営を推進しています。

azbilグループSDGs目標の詳細については、こちらをご覧ください。