アズビル、 報酬ポリシーを改定

2025年5月13日
アズビル株式会社

アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:山本清博)は、当社報酬委員会*1にて役員報酬制度の改定に伴い、報酬ポリシーを改定いたしましたのでお知らせします。

当社は、報酬委員会にて決議した役員(取締役および執行役)報酬の決定方針に基づき、報酬ポリシーを開示しております。このたび報酬委員会において、新たな中期経営計画*2(2025年度~2027年度)の下、中長期的な業績目標の達成および企業価値向上に向けた動機づけを目的に、以下の通り、業績連動比率の拡充(賞与・株式報酬の構成割合の拡大)および重要業績評価指標(以下、「KPI」)の見直しを行うことを決定しました。同時に、報酬ガバナンスのさらなる向上のため、当社の役員の賞与および株式報酬について、重大な非違行為等が発生した場合に返還請求ができる制度(クローバック)の導入を併せて決定しました。

*1当社は、指名委員会等設置会社として、過半数の独立社外取締役によって構成され、かつ独立社外取締役が委員長を務める報酬委員会を設置しています。

*2当社は、2025年5月13日、新中期経営計画(2025~2027年度)を策定・公表しました。

報酬ポリシーの全文につきましては、以下のページよりご覧いただけます。 https://www.azbil.com/jp/ir/management/governance/index.html

以下の赤枠は、報酬ポリシーの抜粋となります。

【報酬ポリシー 主な改定箇所(下線部分)】

報酬構成

当社の執行役(取締役を兼務する執行役を含む、以下同じ)の報酬構成は、その役割と責任に基づき、毎月支給される固定報酬である「基本報酬」、短期インセンティブ報酬としての「賞与」、中長期インセンティブとしての「株式報酬」から構成されます。中長期的な業績目標の達成及び企業価値向上を動機づけ、かつ優秀な経営人材獲得の競争力向上に繋がる報酬構成とするため、インセンティブ報酬の割合を高い水準で設定し、代表執行役社長の報酬の構成割合は「基本報酬:賞与 (基準額) : 株式報酬 (基準額) 」=「1:1:1」を目途とした設計としております。他の執行役の報酬構成割合も、この設計に準じて、期待される役割と責任を考慮し決定するものといたします。なお、取締役(執行役を兼務する取締役は含まない、以下同じ)の報酬は、「基本報酬」及び「株式報酬」で構成しております。

•執行役
1)基本報酬
  役位等の範囲に基づき、月例の固定金銭報酬として支給いたします。
2)賞与

  • 単年度の会社業績や非財務指標を勘案し、業績連動型の金銭報酬として支給いたします。
  • 財務指標は、中長期的な企業価値の向上を目指し、当社の主要な経営指標である売上高及び営業利益を重要業績評価指標(以下、「KPI」という。)として採用いたします。また、非財務指標の観点も踏まえ、これらの目標達成度に応じて支給額が変動いたします。
  • 非財務指標は、azbilグループSDGs目標に資する指標としての「従業員エンゲージメント」と「ダイバーシティ」に加え、執行役がそれぞれ担う経営課題・施策への対応状況や貢献度を評価する「個人評価」の3項目を設定しております。そして、それら各項目の達成度合いを対象とし、その評価に基づく報酬額を報酬委員会が決定するものといたします。
  • 財務指標及び非財務指標を勘案した最終的な支給額は、0%~200%の範囲内で変動いたします。
  • 上位の役位ほど、財務指標のウェイトが高まる設計としております。なお、一例として、代表執行役社長におけるKPI及びその評価ウェイトは以下のとおりです。
 
賞与のKPI 評価ウェイト
財務指標 売上高 45%
営業利益 45%
非財務指標 従業員エンゲージメント 2.5%
ダイバーシティ(女性管理職比率) 2.5%
個人評価(顧客満足度、生産性・効率性、CSR経営等) 5%

3)株式報酬
  • 株主の皆様との価値共有を図りながら企業価値を持続的に向上させることを目的とし、原則として執行役の退任後に支給いたします。
  • 役位ごとに株式報酬基準額が定められ、当該基準額のうち、50%は業績連動、残りの50%は非業績連動の株式報酬として構成いたします。
  • 業績連動部分は、中期経営計画と同一の評価期間(3年間)のもと、中期経営計画と整合した指標を設定することでインセンティブ強化を図ります。財務指標としては、「相対TSR(株主総利回りをTOPIX(東証株価指数)と相対的に比較して評価する指数)」と「ROE(自己資本利益率)」を設定することで、株主との価値共有の促進を図ります。また非財務指標としては、azbilグループSDGs目標として掲げた「お客様の現場におけるCO2削減効果」を採用いたします。そして、中期経営計画の最終年度におけるこれらの指標の達成度を、所定の評価ウェイト(下表参照)に基づき評価し、株式報酬を支給(達成度に応じ0%~150%の範囲内で変動)いたします。
株式報酬のKPI 評価ウェイト
財務指標 相対TSR(対配当込TOPIX) 50%
ROE 30%
非財務指標 CO2削減効果 20%

報酬の没収・返還(マルス・クローバック)

  • 過年度決算の修正が発生した場合、または重大な非違行為・不適切行為があった場合には、当該役員に対して、インセンティブ報酬を受給する権利の没収(マルス)又は報酬の返還(クローバック)を請求することができるものといたします。対象となり得る報酬は、支給前又は支給済みの賞与、株式報酬制度における株式交付前のポイント及び交付済の株式等の一部又は全部となります。

(注)なお、取締役の「株式報酬」は全て非業績連動で構成しております。


当社は、azbilグループの企業理念である「人を中心としたオートメーション」の理念の下、常に時代の変化に対応し、持続的な成長、企業価値の向上に努めてまいります。

*掲載されている情報は、発表日現在のものです。

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