アズビルとエネルギア・ソリューション・アンド・サービスが広島市立広島市民病院設備改修PFI事業(ESCO事業)に着手 - 官民連携で持続可能な医療基盤を構築、地域社会と地球環境・カーボンニュートラルに貢献 -
2025年9月3日
アズビル株式会社
株式会社エネルギア・ソリューション・アンド・サービス
アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:山本 清博)と株式会社エネルギア・ソリューション・アンド・サービス(本社:広島県広島市中区大手町3-7-5 取締役社長:岩崎 央)は、2024年11月、地方独立行政法人広島市立病院機構による「広島市立広島市民病院設備改修PFI事業(ESCO事業*)」の公募にて、受託候補者として最優秀事業者に選定されました。病院施設を対象とする官民連携の大規模ESCO事業であり、持続可能な地域医療体制の実現に向けて2026年10月より15年間の省エネルギー保証サービスを開始予定です。
今回の公募は、「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」(以下、「PFI法」)に基づき、ESCO事業者から省エネルギーおよび省力化等を実現する包括的サービスを受け、施設の温室効果ガス排出量の削減と老朽化設備の円滑かつ合理的な改修を行う目的で実施されました。
PFI事業は、国及び地方の財政状況が厳しい中で、真に必要な公共施設等の整備を、公的資金のみでなく民間の資金やノウハウを活用することにより効率的に進め、経済の活性化及び経済成長を実現する今後の社会資本維持のベースとなる手法として期待されています。
広島市民病院は、地域住民にとって欠かせない高度で先進的な医療サービスを提供する施設であり、その運営には多くのエネルギーが必要とされます。本PFI事業は、病院のエネルギー効率化に向けて、建物全体のエネルギー使用状況を分析し、高効率空調システムの導入、照明のLED化、エネルギー管理システム(BEMS)の設置など、新しい技術を最大限に活用しながら最適な省エネ施策を実施します。これにより、年間のエネルギー使用量を大幅に削減し、CO2排出量の低減に大きく寄与することが期待されています。また、地域特有の課題に対応するため、病院の運営体制やエネルギー使用の特徴を深く理解し、最適なソリューションを提案しました。地元企業との協力や雇用の創出など、地域密着型の事業展開で、広島市民病院の医療サービスの維持ならびに地球環境の負荷低減を目指します。
アズビルは、これまで病院という専門性の高い施設をはじめ、数多くの省エネルギーやESCO事業を手掛けてきた実績を持ち、エネルギー効率化における専門知識と高い技術力を有しています。本PFI事業では、IoT技術やデータ分析を駆使してエネルギー使用状況を可視化し、効率的な運用を実現します。
また、中国電力グループであるエネルギア・ソリューション・アンド・サービスは、20年以上にわたって蓄積した設備管理のノウハウと、地元企業としての立地条件を生かし、適切な設備保全と迅速なトラブル対応に努め、将来にわたり設備の信頼性を維持するとともに、エネルギーのプロフェッショナルとして病院運営の継続的な支援に努めます。

広島市立広島市民病院設備改修PFI事業(ESCO事業) スキーム

広島市立広島市民病院 外観
会社概要
社名 :アズビル株式会社
所在地 :東京都千代田区丸の内2-7-3
代表者 :取締役 代表執行役社長 山本 清博
創業 :1906年12月1日
事業内容:計測・制御機器の開発・生産・販売・サービス
URL https://www.azbil.com/jp/
社名 :株式会社エネルギア・ソリューション・アンド・サービス
所在地 :広島県広島市中区大手町3-7-5
代表者 :取締役社長 岩崎 央
設立 :2001年10月1日
事業内容:燃料販売/トータルソリューションサービス・電力供給サービス・再生可能エネルギー発電事業・住宅電化
URL https://www.e-ess.co.jp/
*ESCO事業:Energy Service Company事業。工場やビルの省エネルギーに関する包括的なサービスの提供を通じて、そこで得られる効果をサービス提供者が保証する事業。資金を顧客が負担し、ESCO事業者が省エネ保証を行う「ギャランティード・セイビングス契約」と、ESCO事業者が資金提供を行い、顧客は省エネ効果を含めたサービス料を支払う「シェアード・セイビングス契約」という2つの契約形態がある。
*掲載されている情報は、発表日現在のものです。
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アズビル株式会社 コミュニケーション部広報グループ
TEL:03-6810-1006