場所と時間の制約を超える、リモートエンジニアリング
ビルの調整・試験工程をリモート化。
現場に行かずに対応できる新しい働き方により、 建設業界の生産性向上と働き方改革を実現します。
本サイトでは、アズビルの現場DXの取組み事例をご紹介します。
「現場で行う」その当たり前を見直しませんか?
新築ビル・改修ビルの最終工程では、設備や自動制御システムを実際に動かしながら調整・試験を行い、設計通りの性能を発揮できる状態に仕上げる「エンジニアリング」工程があります。これは建物の品質を左右する重要な工程であり、これまでは現地での作業が前提とされてきました。

作業着、ヘルメットを着用し、荷物を持って工事中の現場で作業を行う
*AdobeFireflyを用いて作成した画像です
現場が抱えていた3つの課題
従来のエンジニアリングには、次のような課題がありました。
作業環境の厳しさ
現場では空調が整っておらず、夏は高温、冬は低温となることに加え、 椅子が使えず床でのPC作業を余儀なくされるなど、 作業負担が大きくなっていました。
移動時間のロス
現場間の移動に時間を要するため、複数現場への対応やスケジュール調整が負担となる場合がありました。
属人化と教育の難しさ
経験に依存する業務が多く、 新人教育が難しく、スキルの偏りが生じやすい状況でした。
現場の機械室内が暑く、熱中症のリスクがある
移動時間のロスが発生しやすい
新人教育が難しく、スキルの偏りが生じやすい状況
選んだのは、「行かない」という選択。
これらの課題に対しアズビルが選んだ答えは「現場に行かずにエンジニアリングを行う」という方法でした。
リモートエンジニアリングで解決。
アズビルではソラコム社の通信基盤を活用しオフィスから設備の確認・調整ができる仕組みを構築しました。

- ・オフィスから現場を確認
- 安全で快適な環境から、設備状態をリアルタイムに把握
- ・作業をリモートで実施
- 移動時間を減らし、複数現場の対応を効率化
- ・ナレッジをその場で共有
- ベテランから支援をリアルタイムに受けられ、技術伝承と品質の均一化を実現
これにより、現場対応の在り方そのものを見直しました。
ポイントは「特別なこと」をしないこと
この取組みは大規模なシステム刷新ではありません。既存のシステムに、ソラコム社の通信基盤を組み合わせることで、大がかりな設備投資をせずにリモート化を実現しました。
現場にはLTEルータを設置し、閉域網通信により安全に接続。オフィスや自宅からも、現場環境へそのままアクセスできる仕組みを構築しています。
こうした「シンプルでセキュアな仕組み」が、 現場に行くことを前提としない、新しいエンジニアリングのかたちを生み出しました。

※閉域網通信によりインターネットを経由せず安全に接続
変わり始めた、現場の働き方
業務面
- 移動時間の削減による効率化
- 複数現場の同時対応
環境面
- 空調が効いた環境で安全に作業
- 身体的負担の軽減
品質・人材面
- 作業内容の可視化による品質安定
- 新人教育・技術伝承の促進
働き方
- 自分の時間を確保できる柔軟な働き方
現場の先にある価値
この取組みがもたらす変化は、社内にとどまりません。
- 安定したサービス提供
- 多様な人材が活躍できる環境づくり
- 建設業界の働き方改革への貢献
人のためのDXでありたい
アズビルが目指しているのは、人を置き換えるためのDXではありません。
人が安全に、安心して、より価値の高い仕事に集中できる環境をつくること。
そのために、技術を活用した現場DXを進めています。

