サーモグラフィ良否判定

サーモグラフィによる工程検査システムの開発

飲料用のペットボトルや缶の梱包は、ホットメルトを用いた接着を行うことで段ボール箱を形成する「パッケージ成形ホットメルトライン」という工程で行われている。従来の良否判定装置は、可視画像を用いて行っており、塗布直後のホットメルトの形状しか検出できず、実際の接着状態の判定ができない課題があった。そこで、可視画像の代わりに熱画像を取得可能な赤外線サーモグラフィを用いて、塗布後に段ボールを張り合わせた状態でのホットメルトの形状を収集して、それを画像処理することにより良否判定が行えるシステムを開発した。

アズビルトレーディング株式会社 越口 一敏
アズビル株式会社 技術開発本部 瀬戸 新一郎
アズビル株式会社 技術開発本部 金原 圭司

azbil Technical Review 2016年 特集:生産現場・執務空間ソリューションを加速する情報化技術

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