サーモグラフィ良否判定
熱画像カメラでの移動体鮮明化技術の開発
移動体撮影時の像流れを抑制し,より鮮明な移動体の熱画像を取得することを可能となる赤外線サーモグラフィシステム形K2Tを開発した。K2Tは赤外線カメラ(形K2TS)と画像処理コントローラ(形K2TC)で構成される。これにより今まで対応できなかった製造ラインにおける熱画像を使ったインライン検査を適切に行えるようになり,検査品質の向上および生産性の向上に貢献できる。
アズビル株式会社 アドバンスオートメーションカンパニー IAP開発部 増田 将宣
アズビル株式会社 アドバンスオートメーションカンパニー CP開発部 西坂 晋
サーモグラフィによる工程検査システムの開発
飲料用のペットボトルや缶の梱包は、ホットメルトを用いた接着を行うことで段ボール箱を形成する「パッケージ成形ホットメルトライン」という工程で行われている。従来の良否判定装置は、可視画像を用いて行っており、塗布直後のホットメルトの形状しか検出できず、実際の接着状態の判定ができない課題があった。そこで、可視画像の代わりに熱画像を取得可能な赤外線サーモグラフィを用いて、塗布後に段ボールを張り合わせた状態でのホットメルトの形状を収集して、それを画像処理することにより良否判定が行えるシステムを開発した。
アズビルトレーディング株式会社 越口 一敏
アズビル株式会社 技術開発本部 瀬戸 新一郎
アズビル株式会社 技術開発本部 金原 圭司