温熱環境におけるヒューマンファクタ―

赤外線アレイセンサシステムの開発
人検知・熱負荷空調制御の性能向上

赤外線アレイセンサシステムは,非接触で表面温度分布を計測し,熱画像として表示するとともに,フィードフォワードで空調制御を行うシステムである。この空調制御を我々は,熱負荷空調制御と呼んでいる。また,人の位置を正確に検知することも可能である。この位置情報を利用すれば,様々なアプリケーションに活用できる。今回,製品の適用範囲を広げるため,人検知,熱負荷空調制御の性能を大幅に向上する技術を開発したため報告する。

アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー開発本部開発2部 本田 光弘

azbil Technical Review 2024年 

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赤外線アレイセンサシステム
人を中心としたスマートビルディング実現の基盤技術

アズビル株式会社では、空調制御用に開発された赤外線アレイセンサと、その計測データを集約する装置で構成される赤外線アレイセンサシステムの販売を開始した。赤外線アレイセンサシステムは、これまでにない独創的な製品であり、壁や柱に設置された室温センサを用いず、赤外線アレイセンサで得られる広範囲の表面温度を用いてフィードフォワード空調制御を行うことで、快適と省エネルギーに貢献する。また、人検知を行い、その結果を外部出力することで、空調、照明の発停や換気制御等に応用できるスマートビルディング実現の基盤製品として位置づけられる。本稿では、これらの技術を中心に報告する。

アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー開発本部開発2部 本田 光弘
アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー開発本部開発2部 長嶋 聖
アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー開発本部開発2部 青山 章一郎

azbil Technical Review 2020年 特集:社会課題の解決に貢献するazbilグループの多様性

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居住者の温冷感情報を活用する新しい快適性評価技術の開発─個別単位の環境満足度を評価する

国際標準の快適性評価指標は大人数を前提とした平均的指標であり、個々人の温冷感の違いは反映されにくい。よって、空調環境におけるさらなる居住者満足度の向上を目指すには、居住者の実際の感じ方を反映した環境評価が必要となる。本技術は、空調システムに蓄積された居住者の温冷感申告データと室内環境データを活用し、それらの関係性を環境満足度モデルとして構築することにより、居住者の感じ方に基づく環境評価を実現する。実オフィスにおけるモデル生成試行を行った結果を報告するとともに、モデルの活用例について述べる。

アズビル株式会社 技術開発本部 三浦 眞由美
アズビル株式会社 技術開発本部 上田 悠
アズビル株式会社 AIソリューション推進部 宇野 侑希
アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー 太宰 龍太

azbil Technical Review 2019年 特集:「人を中心とした」の発想に基づく快適性の追求

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快適・省エネヒューマンファクターの技術開発
居住者満足感に基づく室温変動制御

室温変動環境に着目し、温冷感/満足感/ストレス/疲労といった人的要素(ヒューマンファクター)と室内環境との関係について被験者実験を行なった。その結果、室温を26℃~28℃で周期的に変動させる室温変動環境が、室温26℃一定環境と同等以上の居住者満足度を実現できること、また、室温一定環境と比べて室温変動環境では被験者のストレス蓄積が抑制できることが分かった。室温変動を実オフィスで実現する際に室温設定値の追従性を向上させるために考案したAG(Actuator Gain)連動制御についても紹介する。

アズビル株式会社 技術開発本部 三浦 眞由美
アズビル株式会社 技術開発本部 上田 悠
アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー 水谷 佳奈
アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー 原山 和也
アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー 太宰 龍太
慶應義塾大学 伊香賀 俊治

azbil Technical Review 2017年 特集:新たな情報技術潮流における「人を中心としたオートメーション」

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