環境ラベル
azbilグループは、環境配慮型製品に関する情報をお客さまに積極的に公開するために、2001年4月より、環境ラベル認証制度を開始しました。これは、ISO14021に準拠した自己宣言型タイプ環境ラベル認証制度です。環境配慮型製品には、azbilグループオリジナルのシンボルマークを表示するとともに、その製品情報をインターネット等で提供していきます。
azbilグループでは、1997年より、azbilグループ環境設計アセスメント基準「環境設計ガイドライン」により、全ての開発商品について環境配慮開発の取組みを進めてきました。環境ラベル認証制度の導入は、さらに高いレベルでの環境配慮の実現を目指すものであり、環境に配慮した商品を継続的に創出する活動、また、環境情報の積極的な公開・提供する活動を推進してまいります。
azbilグループの環境ラベル
2001年4月以降、国際規格ISO14021に準拠した環境ラベル認証制度を導入し、お客さまへ製品の環境情報を積極的に公開してきました。
azbilグループでは、タイプⅡ環境ラベルと言われる「自己宣言型環境ラベル」を採用しています。
azbilグループ環境ラベル認証基準
環境設計アセスメントを実施した場合は、従来品との比較において以下のいずれかの条件を満たすこと。
- 個別項目で30%以上改善し、総合評価がプラスであること。
- 総合評価で改善率が10%以上であること。
環境ラベル適合判断基準(抜粋)
環境設計ガイドラインに基づく環境設計アセスメントの結果、下記の7項目
- 省エネルギー性
- 省資源化
- 環境保全性
- 長期使用性
- 再使用・再生資源化
- 処理容易性
- 包装材
のうち1項目以上で30%以上の改善率を達成していること
あるいは、上記7項目に
- 情報提供
を加えた8項目の総合評価で10%以上の改善率を達成していること
もしくは、LCA(ライフサイクルアセスメント)評価分析の結果、ライフサイクルにおけるCO2排出量、SOx排出量、NOx排出量、エネルギー消費量などのインベントリーデータにおいて30%以上の改善率を達成していること
環境設計アセスメント概要表
目的 | 環境配慮設計項目 | 設計具体策 | 企業との関連 | |
---|---|---|---|---|
1 | 省資源化 | ・製品の小型減量化設計 ・再生資源の利用 |
・部材の種類、量の削減 ・再生プラスチックの使用 | ・製品コストの削減 ・製品の差別化 |
2 | 省エネルギー性 | ・製品の省エネルギー化設計 | ・省電力回路、部品 ・低電力モードの採用 |
・製品コストの削減 ・製品の差別化 |
3 | 環境保全性 | ・製品廃棄時の安全配慮設計 | ・使用有害物質の把握と減少化 ・有害物質、部品の分離容易化 | ・製品安全の確保 ・グリーン購入必須要件 |
4 | 長期使用性 | ・長寿命化、均一寿命化 | ・修理、交換が必要な構造 ・ユニット化、モジュラー |
・メンテナンス性の向上、コスト高 |
5 | 再使用・ 再資源化 |
・リサイクル可能な材料の選択 ・解体・分離がしやすい構造 | ・プラスチック材料の単一化、統一化 ・カバー・ケースの汎用プラスチック化 ・標準工具で分解可能な構造 ・異種 |
・品質、コストとのトレードオフ ・組付時間の短縮 |
6 | 処理容易性 | ・回収、運搬の容易性 ・破砕の容易性 | ・重量製品の把手、吊り具装備 ・硬質部品等の分離 |
・コスト高要因 |
7 | 包装材 | ・梱包の小型減量化 ・再生、再利用が可能な材料 | ・再生、再利用可能な包装材、緩衝材 ・発泡スチロールの削減 |
・輸送費の削減 |
8 | 情報提供 | ・適切な環境情報の提供 | ・有害物質使用量や廃棄方法の公開 ・プラスチック材料名の表示 |
・企業責任の表明 ・リサイクルの促進 |
参考情報:ISOによる環境ラベル分類
種類 | 各タイプの「主な特徴」 | 表示対応 | ISO規格 |
---|---|---|---|
タイプ Ⅰ | 第三者機関が基準を設け、適合性を認証する | シンボルマークで表示する | ISO14024 |
タイプ Ⅱ | 企業自らが製品の環境配慮に基準を設け、自社の製品の環境性能・環境情報を公開する | 自社のマークで表示 | ISO14021 |
タイプ Ⅲ | LCA手法を用い、環境負荷データを定量的に示す | 結果の判断は購入者に委ねる | ISO14025 |
- 環境取組みの全体像
- 本業を通じた地球環境への貢献
- 自らの事業活動における環境負荷低減