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azbil Technical Review 一覧

2014年4月 特集:エネルギーマネジメントソリューション

  1. 全文 (PDF/13,997KB)
  2. 巻頭言: 再生可能エネルギー電源導入を支える自動化デマンドレスポンスシステム (PDF/1,216KB)
    一般財団法人電力中央研究所 副研究参事
    東京大学大学院新領域創成科学研究科 客員教授  浅野 浩志
  3. 特集に寄せて: エネルギーマネジメントソリューション事業展望 (PDF/1,040KB)
    アズビル株式会社 取締役 執行役員常務
    ビルシステムカンパニー社長  不破 慶一

特集論文

  1. 調和 オフィスビルを対象にした自動化デマンドレスポンスの実証試験 (PDF/2,404KB)
    アズビル株式会社 技術開発本部  黒崎 淳
    アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー  小柳 隆
    日本のオフィスビルへのデマンドレスポンス(DR)の導入可能性を検討するため,2012年度の夏季と冬季に,東京電力管内にあるオフィスビル2件を対象に実証試験を行い,空調・照明のDR制御の需要削減効果や受容性を評価した。夏季試験の結果から,自動化DR(ADR)は確実な需要削減を期待できるが,執務者の作業効率感を低下させるので,その実用には受容性を高める様々な工夫が必要になる。一方,冬季試験では,ADRの需要削減効果は明確でなく,DR方策に研究余地がある。最後に,DR機能を提供するアズビルのクラウドサービスについて紹介する。
  2. 調和 PID温度制御における総電力抑制制御 (PDF/2,259KB)
    アズビル株式会社 技術開発本部  田中 雅人
    アズビル株式会社 アドバンスオートメーションカンパニー  高木 亨
    産業界において広く利用されている加熱装置は,電力使用量の特に大きな装置である。ゆえに,電力供給事情や電力設備事情などにより,加熱装置の電力使用量の上限を,加熱装置が本来備える最大量よりも低く抑えるように管理されることが多い。この場合,加熱性能に影響が出ることは避けられない。そこで,複数のPID温度制御系の総電力が,指定された一定値を超えず,かつ設定値への追従特性が可能な限り損なわれないように,PID温度制御を行う総電力抑制制御技術を開発したので報告する。
  3. 調和 エネルギー消費を最小化するための管理システムの開発
    ~BAシステムにおける自動制御の管理手法の改善~
    (PDF/2,485KB)
    アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー  本多 隆志  西羅 大貴
    従来,ビルディングオートメーションシステム(以下BAシステム)のユーザインターフェースは,現在状態監視,自動制御設定,履歴管理の機能が独立して存在し,機能の連携はユーザーに委ねられていた。また,自動制御結果は可視化されていないことが多い。今回,自動制御に関連した履歴情報を俯瞰する機能(制御結果の可視化),ビル居住者に向けた省エネルギー活動を啓発するための表示機能をBAシステムに実装し,BAシステム単独での省エネルギーのための活動(自動制御設定→制御結果の可視化→改善検討→自動制御設定という省エネルギー対策のサイクルを回すこと)を促進していくことが可能となるシステムを開発したので報告する。
  4. 調和 データセンターのエアフローマネージメント (PDF/2,048KB)
    アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー  吉田 公彦  海老原 克司
    データセンターの安定稼働と省エネルギーの両立を実現する上で,空調システムの最適化,特にエアフローマネージメントは重要である。IT機器の冷却はデータセンターの安定稼働に関わる問題のため,省エネルギーは容易ではないが,エアフローマネージメントにより熱だまりや過冷却を解消することで冷却効率を向上できる。本論文では,シミュレーション技術と気流制御により,熱問題の解決と高い冷却効率を実現するデータセンター向け温熱環境ソリューションであるAdaptivCOOLについて紹介する。
  5. 進化 人を中心とした工場省エネソリューション~「見える化」から「見せる化」へ~ (PDF/2,601KB)
    アズビル株式会社 アドバンスオートメーションカンパニー  小野 明  後藤 比呂志  赤堀 好昭
    アズビル株式会社 技術開発本部  綛田 長生  近田 智洋
    「見える化」をさらに進めた「見せる化」という省エネルギー(省エネ)の新コンセプトにより,社員一人ひとりのやる気の結集で省エネを実現することを目的としたエネルギー重要指標表示パッケージを開発した。azbilグループ内での省エネ推進主管である環境推進部門を中心とした取組みと,さらなる将来に向けた開発テーマを併せて報告する。
  6. 進化 省エネ支援および設備連携機能を強化した壁掛け型ビル監視システム (PDF/2,497KB)
    アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー  小杉 智紀
    中小規模建物における省エネルギーおよび節電に対する要求は年々レベルが上がっている。今回開発を行ったsavic-netFX2compact システムは中小規模建物向けのシステムでありながら,当社上位モデルと同等の省エネ支援機能を搭載しており,大規模建物と同レベルの設備監視,エネルギー管理が実現可能である。設備連携機能の強化と合わせて,ビル全体のエネルギー最適化が可能となった。また,監視画面について,視認性や操作性を向上させた。
    本論文では,savic-netFX2compact システムの省エネ支援機能,設備連携機能,画面デザイン・操作性を中心に紹介を行う。
  7. 進化 モデル予測制御に基づいた高度プロセス制御ソリューション (PDF/2,297KB)
    アズビル株式会社 技術開発本部  田原 鉄也  藤江 真也
    本論文では,開発したプロセス向け高度制御システムで使われている制御・最適化技術について報告する。コアとなるモデル予測制御コントローラはチューニングが容易である。これは,3自由度構成,参照軌道と自由応答を介した制御機構,制御演算の自動設定,正規化された調整パラメータによるものである。また,定常目標値の最適化機能を持ち,積分要素を持つプロセスにも対応する。本稿ではその手法についても述べる。本ソリューションは多装置間最適化機能も持つ。本機能により過渡状態を含めたプラント全体最適化ができることを数値例で示す。
  8. 自在 蒸気乾き度センシングシステムの開発 (PDF/1,706KB)
    アズビル株式会社 技術開発本部  五所尾 康博  西野 義一  田邉 志功
    乾き度の測定により,工場における加熱工程や,ビルの暖房で使用される蒸気の省エネルギー化を実現することができる。また,蒸気を噴霧し加熱や乾燥を行う製造工程においては,蒸気の乾き度が重要な製造パラメータとなる。本論文では,近赤外光吸収技術を用いて,リアルタイム・ワイドレンジの蒸気乾き度センサの開発を行ったので報告する。

一般論文

  1. 進化 安全・安心操業を実現するバルブ・ポジショナ (PDF/2,296KB)
    アズビル株式会社 アドバンスオートメーションカンパニー 福田 稔  奥田 浩二  稲垣 洋輔  野見山 隆
    アズビル株式会社 技術開発本部  青田 直之
    工業用バルブ・ポジショナとして好評を得ているスマート・バルブ・ポジショナ300シリーズの新機種として,コア部品を継承するとともに制御特性,調節弁診断機能を強化し,調整・設定を簡易化する液晶表示と操作ボタンを搭載した700シリーズを開発した。グローバル仕様に適合する最新の通信規格に対応するとともに,当社製調節弁メンテナンスサポートシステムPLUG-IN Valstaffと組み合わせることで,オンライン診断による異常傾向の早期検出や定修時の開放点検の要否判断に活用でき,メンテナンスタイミングの最適化,効率化を達成している。
  2. 自在 原子層堆積法向けサファイア隔膜真空計の開発 (PDF/2,497KB)
    アズビル株式会社 技術開発本部  石原 卓也  関根 正志  栃木 偉伸
    近年,半導体デバイスの小型化に伴い,原子層堆積法と呼ばれる成膜手法がその製造プロセスにおいて主流となってきている。この成膜方法は極めて段差被覆性の良い膜が成膜可能なことと膜厚制御性が良いことが特徴であるが,表面反応をその成膜原理としているため,プロセス制御に用いる真空計内部にも膜の堆積が発生し,出力をシフトさせてしまうという問題が起きている。今回,数値解析を基にして当社製サファイア隔膜式真空計のセンサチップおよびそのパッケージにさらなる改良を加え,上記プロセスでも問題なく使える「原子層堆積法向けサファイア隔膜真空計」を開発したので報告する。

5つの戦略技術領域
azbilグループは事業を取巻く環境変化に対応し普遍的な価値を提供すべく、5つの戦略技術領域を定め研究・開発を進めています。

融合=人間・機械融合システム技術
自在=自在計測制御技術
進化=わかる化プロセス情報技術
調和=環境調和計測制御技術
快適=快適空間計測制御技術

バックナンバー

※2012年3月以前の情報は、旧名称が使われているケースがあります。ご了承ください。