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azbil Technical Review 一覧

  1. 全文 (PDF/5,838KB)
  2. 巻頭言: 制御からのイノベーション「グローカル制御」の実現に向けて (PDF/697KB)
    東京大学 情報理工学系研究科 教授  原 辰次
  3. CO2管理を支援する小規模建物向けビルディングオートメーション・システムの開発 (PDF/1.47MB)
    株式会社 山武 ビルシステムカンパニー  真木 義郎
    エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)の改正により,小規模の建物においても省エネルギー・省CO2が求められる時代が到来した。一方,既存システムも1990年代納入分を中心に更新時期を迎えており,更新需要も高まっている。この様な時代背景において,小規模建物における省エネ・省CO2の要請に応え,既存システムの更新により省エネ・省CO2を促進するため,CO2管理を支援する小規模建物向けビルディング・オートメーション・システムsavic-netTM FX mini を開発したので,その概要を紹介する。
  4. ASP型省CO2サービスと学習型熱源最適化制御 (PDF/1.45MB)
    株式会社 山武  近田 智洋  西口 純也
    株式会社 山武 ビルシステムカンパニー  平田 眞基  太宰 龍太  中村 瑞  小野寺 博
    改正省エネ法への対応に向けて,大規模な設備投資不要で簡単に導入できる省エネ/省CO2アプリケーションWeb-InfilexTMをSaaS/ASP型サービスで提供している。本稿では,このWeb-Infilexの概要について述べる。特に,Web-Infilexのアプリケーションの1つである,熱源の送水温度最適制御アプリケーション『学習型VWT制御』について紹介する。また,本アプリケーションのフィールド試験の結果も合わせて報告する。なお,フィールド試験において,約9%の省エネ効果が得られた。
  5. 無線圧力発信器低消費電力化技術の開発 (PDF/1.37MB)
    株式会社 山武  木下 靖彦  瀬川 進  田辺 樹  鄭 立
    無線圧力発信器における低消費電力化技術の開発に関して報告する。無線圧力発信器低消費電力化のためには,センサ部における間欠駆動の実現と,スリープ電流を最大限に抑制することが重要である。これらの技術開発の結果として,高い精度を達成すると同時に,バッテリを長寿命化できる無線圧力発信器を実現した。また環境エネルギー発電を利用する「バッテリレス」無線圧力発信器の実現も可能となる。
  6. 熱源最適化コントローラのためのシミュレーション技術開発 (PDF/1.31MB)
    株式会社 山武 ビルシステムカンパニー  松尾 裕子
    熱源最適化コントローラ「PARACONDUCTORTM」の特徴的な機能として,熱源システムの最適制御,省エネルギー制御による効果の可視化があげられる。各機能を支えるシミュレーション技術について報告する。
  7. サファイア高温隔膜真空計のセンサ素子・パッケージ開発 (PDF/1.50MB)
    株式会社 山武  関根 正志  石原 卓也  差波 信雄  谷 武夫
    腐食性雰囲気や高温という厳しい環境下でも直接使用できる圧力センサを実現するために,センサ素子の材料自体の見直しから着手しサファイアを選定,独自に培ったサファイアMEMS(MicroelectromechanicalSystems)技術を活かし工業用単結晶静電容量式圧力センサ素子を開発した。またセンサ素子の特性を維持したまま耐食性・耐熱性・高気密性といった要求を満足した独自のパッケージ技術の確立により高温隔膜真空計の受圧部の開発・実用化に成功したので報告する。
  8. サファイア高温隔膜真空計の開発 (PDF/1.45MB)
    株式会社 山武 アドバンスオートメーションカンパニー  吉川 康秀  原田 英史  市原 純  長田 光彦
    株式会社 山武  山口 徹
    センサ材料として単結晶サファイアを使用し高精度,高信頼性,小形,軽量を実現した主に半導体製造プロセス用途向けの自己加熱タイプの静電容量式COVACTM サファイア高温隔膜真空計を開発したので報告する。単結晶サファイアは極めて高い耐食性,耐熱性を有し,また優れた機械的特性も有しているため,腐食性ガスや高い温度の苛酷な環境下でも高精度であり長期安定性の優れた真空計を実現した。またマイクロプロセッサを用いた信号処理により,直線性に優れ温度特性の少ない高精度な計測を実現した。
  9. 微少流量向け熱式流量センサの開発 (PDF/1.31MB)
    株式会社 山武  池 信一
    当社で開発に成功した熱式マイクロフローセンサTMは様々な質量流量計製品に搭載され顧客への価値提供を行っている。今回センサチップ上に微小な流路を形成する流路一体構造を実現することによって,これまで課題となっていた5cc/min以下の微少流量域においても,高精度に安定した計測が可能な熱式流量センサの開発に成功したので報告する。
  10. 電気式温度調節器の設計技術研究 (PDF/1.40MB)
    株式会社 山武 ビルシステムカンパニー  末武 雅俊  石塚 保夫
    東京電機大学  藤田 壽憲
    電気式温度調節器(以降,温度調節器と略す)は空調機や操作器と接続するだけで簡易な計装制御を行うことが可能だが,構成要素の持つ非線形性の特性によりその計算,予測が難しい事が設計,品質向上への課題となっている。本稿では当社製ON-OFF型電気式温度調節器「ネオスタットTM TY600XZ」の構成要素である,感温ダイアフラムとマイクロスイッチについて有限要素法による特性シミュレーションを行い,評価を行った結果,温度調節器の設計への有効性を確認したので報告する。
  11. ワイヤレスVAV/FCU システムの開発 (PDF/1.35MB)
    株式会社 山武 ビルシステムカンパニー  柏屋 弘  水高 淳
    梁やダクトなど金属製の障害物がある居室天井裏でのワイヤレス通信は,見通しのある屋外などの環境に比べ,電波強度が極度に減衰するため伝送距離が著しく短くなる。今回,天井裏においても良好な通信品質を確保可能なメッシュダイバーシティ通信技術を開発・適用することで,有線システムと比べ工事期間を大幅に短縮可能なワイヤレスVAV/FCUシステムを開発したので報告する。
  12. ドライガス測定ニーズに応える低露点計測技術の向上 (PDF/1.58MB)
    株式会社 山武  山口 徹  中垣内 直美
    株式会社 山武 アドバンスオートメーションカンパニー  井端 一雅  金井 良之
    近年,ドライな気体の湿度計測を必要とする産業界において,従来の品質維持・歩留まり改善といった目的に加え,低炭素消費社会の実現に向けた省エネの観点から,より精緻な露点の計測と制御が求められている。ビル空調や産業用調湿で経験豊富な山武としてこれに応えるために,JCSS(Japan Calibration Service System)登録事業者である当社計測標準センターで確立されている露点の校正範囲(-10℃~+23℃)を低露点領域(-50℃~-10℃)に拡張するための技術向上を計った。この成果をもとに,平成20年度に独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が実施した技能試験に参加し,好成績を修めることができた。この結果から産業界へ低露点領域の校正を提供する目処が立った。
  13. 燃焼安全制御技術を用いたコントローラの開発 (PDF/1.29MB)
    株式会社 山武 アドバンスオートメーションカンパニー  熊澤 雄一
    工業用燃焼炉(以下,工業炉)の燃焼安全制御機器としてバーナインターロックモジュール(RX-L)とバーナコントロールモジュール(RX-R)を開発した。RXシリーズは従来からの燃焼安全制御にもとづいた安全性確保と,省スペース/省配線のユーザの利便性向上,様々な設備へ柔軟に対応できる制御性,メンテナンス性の向上を製品コンセプトとして開発を行った。
    本稿ではその設計及び背景となる燃焼安全について報告する。
  14. 製造データの超効率的解析による高収益生産への挑戦 (PDF/1.27MB)
    株式会社 山武 アドバンスオートメーションカンパニー  山縣 謙一  黒澤 敬  村上 英治
    半導体製造に代表される設備産業では,複雑なバッチ処理工程の組合わせにより,製造ラインが構築される。さらに,市場の細やかなニーズに応えるために膨大な製造データ管理による品質改善が求められている。本稿では,独自のデータ解析手法を採用したプロセスデータ解析ツールOrchard TequiraTMによる顧客品質向上へのアプローチについて述べ,膨大かつ複雑な挙動を持つデータの収集,データの容易な切り出し,特徴付け(代表値化),統計処理,品質向上につながる管理状態の実現,これら一連の作業の一気通貫処理など要素技術の組合わせにより構築したシステムによる課題解決方法について論ずる。
  15. 蒸気弁の差圧比係数の検討及びバルブ選定用ソフトウェアの開発 (PDF/1.57MB)
    株式会社 山武 ビルシステムカンパニー  野間口 謙雄  佐藤 慶大  新谷 知紀  加藤 瑞樹  大矢 公紀
    蒸気などの圧縮性流体を扱う調節弁のサイジングを精度良く行うためには弁固有の差圧比係数が必要であり,サイジング計算も煩雑となる。差圧比係数を求めるためには,空気を高差圧で大量に流せる試験設備が必要となる。そこで今回,数値流体解析を用いて差圧比係数を求め,そのうち小口径バルブについては社内実験室に実流量試験設備を設置して試験を行い,値の確からしさを確認した。また,この差圧比係数を用いて精度の高いサイジング計算ができるソフトウェアを開発したので,その内容について報告する。
  16. 社内試作部門の工程管理システムの開発 ─見える化の促進とデータベースリンク─ (PDF/1.27MB)
    株式会社 山武  福辺 卓史  佐藤 一太郎
    当社の開発試作部門では社内向けに試作品提供を行っている。その依頼方法として社内イントラネットに接続しているPCからいつでも,どこでも,依頼ができ,依頼品の進捗確認ができるシステム「ラピッドe-システム」を構築した。このシステムの仕様は固定化されたものではなく,常に作業にあわせて変化していくものとしている。その概要について報告を行う。
  17. 開発現場の主体的活動によるプロセス支援システムの開発 ─プロジェクトヘの外乱を含めた計画管理・実施と現場意識の向上─ (PDF/1.74MB)
    株式会社 山武 ビルシステムカンパニー  多田 朋之
    新製品開発中に過去製品の保守に追われる「負のサイクル」からの脱出を目的として,開発担当者が自分達の問題と真に向き合い「開発現場」に中心を置いた主体的な改善活動を他部署と共同実施した。
    要因・課題分析の結果いくつかの施策を提起し,その具現化のための手段として開発現場が独自に「プロセス支援システム」を開発・構築し,実プロジェクトへの適用を行った。その結果「負のサイクル」からの脱出に有効な手段であることが確認できたので,本活動で抽出した課題と解決策,本活動と構築したシステムの特徴,およびその効果を報告する。

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