バルブ・アクチュエータ
AI技術を活用したバルブ整備作業の工程改善
バルブ整備作業の現場では,熟練作業者の高齢化による人員不足や技能伝承のための時間確保ができないといった問題があり作業の効率化が望まれている。そこで,従来手作業で行っていたバルブ整備レポート作成作業の一部にAI画像処理技術を導入し自動化することにより,作業効率を向上することに取り組んだ。この自動化による効果を検証するため,バルブ整備レポート作成支援のためのツールを開発し,ユーザ評価を実施した。その結果,バルブ整備レポート作成作業に要する工数を削減でき,人員不足への対応に加え,後継人材育成のための時間確保に貢献できる可能性を確認した。
細居 智樹 アズビル株式会社 AIソリューション推進部
大枝 賢 アズビル株式会社 サービス本部サービス技術部
バルブ・アクチュエータの進化と今後
アズビルは1936年に国産初の調節弁製造を開始し,独自の耐キャビテーション技術や低騒音化,流量計測技術などを開発し,流量計測制御機能付きアクティバル™シリーズや工業用調節弁6000シリーズなどの高性能製品を展開してきた。また,国際標準対応の試験設備を新設することによりグローバル市場や新市場への対応の強化を図っている。今後は省エネルギー,信頼性,長寿命化,社会的要請への対応をさらに進め,持続可能な社会の実現に貢献していく。
沖田 孝雄 アズビル株式会社 アクチュエータ開発本部
大谷 秀雄 アズビル株式会社 アクチュエータ開発本部
渡邉 清彦 アズビル株式会社 アクチュエータ開発本部
調節弁のキャビテーション抑制技術開発
高差圧条件下で使用される調節弁では,キャビテーションによって壊食(エロージョン)が発生する可能性がある。そのため,キャビテーションの抑制技術の開発は調節弁の信頼性向上において重要な課題となっている。今回,グローブ形調節弁の一形態であるケージ形調節弁における多孔ケージと,調節弁本体下流側に設置するディフューザの開発及び試作を行い,CFD解析と実験を実施した。その結果,キャビテーション抑制効果が確認され,全ての開度領域でFL値の向上を達成したため,ここに報告する。
黒澤 祐貴 アズビル株式会社 アクチュエータ開発本部開発1部1グループ
新谷 知紀 アズビル株式会社 アクチュエータ開発本部開発1部1グループ
尹 鍾晧 アズビル株式会社 アクチュエータ開発本部開発1部1グループ
