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ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョンの推進

ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョンの推進

アズビル・ダイバーシティ・ネットワーク(ADN)の発足

多様な背景を持つ社員一人ひとりが互いに個性を尊重し、能力を発揮することが成長の原動力と考え、2017年度からは「アズビル・ダイバーシティ・ネットワーク」(ADN)を発足させ、DEIの取り組みを積極的に推進しています。
2021年度からはADNの活動を女性社員に限らず、キャリア採用者や外国籍社員等、多様な人材へと拡大しています。また、ADNの活動を通じて多様な社員の組み合わせから会社への提言が挙げられ、これを具現化する取り組みも進めています。これまで以上に働きやすい環境を整えることで、中核人材として活躍する多様な社員を輩出しています。

アズビル・ダイバーシティ・ネットワーク(ADN)施策

女性社員の活躍推進

事業特性上エンジニアの活躍が多いazbilグループでは、総じて女性の社員数が少ない状況にあり、女性活躍推進には特に力をいれて取り組んでいます。こうした背景を踏まえてSDGs目標のターゲットとして「2024年度に女性活躍ポイントを2017年度比で2倍にする」を掲げ、2024年度には2.3倍に至っていることを確認し、当初の目標を達成することができました。
今後はさらなるステージに向けて、女性活躍の推進に取り組んでいくことから、azbilグループでは、新たな目標として「女性管理職の比率を2030年度に10%以上にする」こと、「国内azbilグループで2027年度に向けて女性の管理職比率を2017年度比で約2倍にする」ことを掲げました。 

また、執行役員常務以上がメンターとなり、部長クラスの女性を対象に1対1でキャリア相談を行うなど、次期幹部候補の育成にも注力しています。 

※azbilグループ全従業員数 9,274人 内女性従業員数 2,663人(女性比率 28.7%) 
国内グループ各社:2024年3月末時点のデータを基にしています。
国外グループ各社:2024年10月末時点のデータを基にしています。

外国籍社員の活躍推進

事業活動のグローバル化に伴い、外国籍社員の採用が進んでいます。多様なバックグランドを持つ人材の交流、他国での職務経験を経て中核人材として活躍する社員を輩出しています。

キャリア採用の継続

azbilグループ各社は、毎年一定数のキャリア採用を行っています。多様性を認め合う風土の中で、実戦的な能力をいかんなく発揮しており、多くのキャリア採用社員を組織責任者などに登用しています。

障がい者の活躍推進

障がいを持った方々の雇用機会創出に継続して取り組み、障がいのある社員が技術・製造・事務などの様々な分野で活躍しています。

azbilグループの特例子会社で知的障がい者を雇用しているアズビル山武フレンドリー株式会社は、2023年に創立25周年を迎えました。担当する業務は事業所内の整理、清掃業務から生産ラインの補助作業や精密加工、実験データの記録支援、azbil グループのPR 誌や請求書など の封入発送など多岐にわたっており、さらに種類、量ともに拡大しています。また、障がいのある人が活躍できる社会づくりを目指して、アズビル社内においてポスターを掲載するなど、積極的にアズビル山武フレンドリーの活躍できる場の拡大に取り組んでいます。

この取り組みは2024年度に厚生労働省の「もにす認定」を取得する等、外部からも高く評価されています。

これからも、就業の機会と、仕事を通じて自己成長してもらうための場を提供することを目的として、雇用の促進と環境の整備を行っていきます。

※もにす認定:中小企業の障がい者雇用に関する取り組み状況に応じて、厚生労働省が認定する制度

ベテラン社員の活躍推進

62歳定年後も健康で就業意欲を持ち続け、培ってきたノウハウや経験を活かしつつ、最大限の能力を発揮できるような仕事、役割を担ってもらうことが重要であると位置付けています。

55歳以降を第2ステージへのスタートと捉え、ベテラン社員(定年再雇用)へのスムーズなキャリア移行を実現する仕組みを整備し、ベテラン社員として継続して能力発揮し活躍をすることで、その成果が評価され報酬にも反映する賞与制度の導入などを行いました。