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松井明様邸/住友林業株式会社

リタイア後の夫婦二人暮らしのために、全館空調で温度のバリアフリーを実現

東京都小平市にお住まいの松井明・佐江子ご夫妻は、リタイア後の二人の生活を考え、2014年に自宅を建て替えました。新しい住まいのコンセプトを、バリアフリーとゆとりある空間とし、快適性を求め、アズビルの全館空調システム「きくばり」を採用しました。その結果、年間を通して体に負担のない快適な住まいを実現でき、新しい家での生活に大変満足されています。

住宅分野 住宅 快適 住環境 全館空調システム

導入製品・サービス

3世代同居住宅を夫婦二人暮らしの家に

東京都多摩地域北部に位置する小平市。人口約19万人を擁する同市は、もともとは多摩川の水を江戸へと運ぶ玉川上水の開削をきっかけに、江戸の近郊農村として開発が進んだ地域です。大正末期以降は学園都市を目指した街づくりが行われ、現在は市内に津田塾大学、一橋大学など六つの大学がある自然豊かな都市です。

そうした小平市の南部の住宅地に、2014年春に竣工したのが、松井明・佐江子ご夫妻のお宅です。ご主人の明さんは、長年にわたって食品会社に勤務した後、1992年に人材派遣会社を設立し、経営者として手腕を振るいました。その後、2015年に会社を事業譲渡し、仕事をリタイア。現在は、月に5、6回、趣味であるゴルフに出かける一方で、明さんを支えてきた妻の佐江子さんとともに、海外旅行や国内の温泉地めぐりをするなど、暮らしを満喫されています。

「今の敷地には、もともと私が幼少の時代から育ってきた家があり、それを1990年に建て替えました。当時は母が存命で、私たち夫婦、そして中学生と小学生の娘二人の3世代が同居することを念頭に設計した家でした。それから20年以上が経ち、母が他界し、娘たちが結婚して夫婦二人きりとなったことから、老後の生活を見据えて、再び家を建て替えることにしました」(明さん) 

住宅提案の中で全館空調の快適さを体験

2階に設置された全館空調システムのリモートコントローラ。夏は冷房の27℃、28℃、冬は暖房の22℃、23℃に設定し、一定の温度に保っているという。

2階に設置された全館空調システムのリモートコントローラ。夏は冷房の27℃、28℃、冬は暖房の22℃、23℃に設定し、一定の温度に保っているという。

松井ご夫妻が新しい家のコンセプトとして描いたのが、ゆとりある空間を持つバリアフリーの木造住宅でした。そこで、木造注文住宅の分野で確固たるブランドを築いている住友林業株式会社の多摩支店に相談しました。住友林業では、松井ご夫妻の新居と同じような目的で建てられた実際の住宅の見学を提案しました。

「松井様邸では『バリアフリー』をコンセプトとされていましたが、全館空調であれば、温度差がない『温度のバリアフリー』も実現できて最適だと考え、全館空調を導入しているお宅で体感してもらうことにしました」(齊藤氏)

「見学したお宅は、吹抜けを活かした構造で、非常に大きな空間のゆとりが感じられました。そして、どの場所でも快適な温度で寒暖差がないことに驚きました。見学時に初めて全館空調というものの存在を知りましたが、『老後を考えたときにぴったりだ』と思いました。また、そのお宅を参考に、吹抜けや無垢(むく)床を取り入れることにしましたが、全館空調は吹抜けのような大きな空間や無垢床と非常に相性がよく、その点でも適していました」(明さん)

お二人が見学に訪れた家の快適さを支えていたのが、アズビル株式会社の全館空調システム「きくばり™」*1でした。実際に「温度のバリアフリー」の快適性を実感した松井ご夫妻は「きくばり」の導入を決め、夫婦二人の暮らしにふさわしい新居を完成させました。

「住友林業が私たちの希望に沿った提案をしてくれて、見る見るうちに夢の家が現実化しました」(佐江子さん) 

リビング(左)、キッチン(右)など各所に配置された温風、冷風の吹出し口。空調の効果や、居住者への風当たりなどを考慮した設置位置で設計されている。

リビング(左)、キッチン(右)など各所に配置された温風、冷風の吹出し口。空調の効果や、居住者への風当たりなどを考慮した設置位置で設計されている。

年中一定の温度管理が可能に。エアクリーナで空気の質も向上

天井に配置された電子式エアクリーナ。日常的なフィルタ清掃はこの1カ所の開閉グリルを開いて中のフィルタ表面のホコリを掃除機で吸い出すのみ。

天井に配置された電子式エアクリーナ。日常的なフィルタ清掃はこの1カ所の開閉グリルを開いて中のフィルタ表面のホコリを掃除機で吸い出すのみ。

新居で4年以上過ごされている松井ご夫妻は、「きくばり」が実現する居住空間の快適性に非常に満足しているとのことです。

「建て替える前は、冬に廊下や浴室、トイレなどで寒さを感じることが多くありました。それが今では、一年を通して、家の中でどこへ行っても快適な温度で過ごすことができています。また、窓を開けなくても、全館空調に搭載されている電子式エアクリーナが常に空気を清浄してくれるので、とても快適です。家中の空気が循環されており、においがあまりなく、カビや結露も気にならなくなりました。以前は花粉症に悩まされていましたが、最近では過ごしやすくなったように感じています。全館空調を導入してくれたことに対して、『お父さん、ありがとう』と主人には本当に感謝しています」(佐江子さん)

「風が直接体に当たると寒さなどをより感じてしまうため、吹出し口は空気の流れを妨げず、体に当たらない位置に設計してもらいました。風を感じることなく、家の中の温度が適正に保たれており、大変満足しています。妻とは、ことあるごとに『これにしてよかったね』と話しており、全館空調がない生活にはもう絶対戻れないと思うほどです」(明さん)

『きくばり』は重要な付加価値であると考えています。住友林業の住宅では、天然木を床材に使用していますが、その木材が嫌う温度の変化を最小限に抑えることができます。また、日本の住宅では、敷地や建物の大きさが限られていることも多く、収納スペースにも限界があります。全館空調であれば、冷暖房機器を複数利用することなく、真夏・真冬を含めて一年中快適な温度での生活を実現できます」(齊藤氏)

松井様邸では、「きくばり」の定期点検サービスと10年長期保証サービスに加入しています。こうしたメンテナンス面についても、ご夫妻は高く評価しています。

「娘たちが孫を連れて遊びに来ますが、家に入ったときから快適で、暑さや寒さを感じないので、『とても過ごしやすい』と言っています」(明さん)

「孫が走り回って遊んだ後などは、電子式エアクリーナにホコリがたまっているのですが、それだけホコリが取れているのだと感心しています」(佐江子さん)

「電子式エアクリーナは、2週間に1度、掃除をしますが、自分でも簡単にできます。また、半年に1度は専門のサービス員がフィルタ洗浄をしてくれます。さらに、年に1度の全館空調の定期点検では、室内機や室外機など全体を点検してくれます。メンテナンスによって、機器が故障することなく、快適な生活を続けられるため、とても安心です」(明さん)

現在は二人共通の趣味を持とうと、一緒に絵を習う計画を立てているという松井ご夫妻。これからも「きくばり」がお二人の快適な暮らしを支え、「第二の人生」に彩りを添えていきます。

「『人は空気を選べない』ので、快適な温度を実現し、空気清浄力のある『きくばり』をお客さまに薦めています。今回、『第二の人生』を過ごされる家として、松井様ご夫妻に気に入っていただけたことを大変うれしく思っています」(齊藤氏)

※きくばりは、アズビル株式会社の商標です。
※エアドリームは、住友林業株式会社の商標です。

用語解説

※1 全館空調システム「きくばり」

1台のシステムで、冷房・暖房・換気・空気清浄・除湿の五つの働きをする戸建住宅用全館空調システム。24時間・365日、家全体を快適な空気に保つ。住友林業では「エアドリーム」として販売している。

 

お客さま紹介

松井 明 さん
松井 明 さん
松井 佐江子 さん
松井 佐江子 さん
住友林業株式会社 住宅・建築事業本部 多摩支店 営業グループ 統括 齊藤 智行 氏
住友林業株式会社
住宅・建築事業本部
多摩支店
営業グループ
統括
齊藤 智行 氏

松井明様邸/住友林業株式会社

松井明様邸

  • 東京都小平市に2014年春に竣工。延床面積約146㎡。2階建て。

住友林業株式会社

  • 所在地/東京都千代田区大手町1-3-2
  • 設立/1948年2月
  • 事業内容/木材・建材事業、および住宅関連事業、資源環境事業など

この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2018 Vol.5(2018年10月発行)に掲載されたものです。

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