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武藤建設株式会社ビルダーワン

快適な空間づくりとサポート体制への信頼から「きくばり」によるセントラル空調を提案

大規模な広域開発プロジェクトから個性豊かな店舗づくりまで、北関東エリアを中心に多彩な住空間をプロデュースする武藤建設株式会社。その一翼を担うシーズホーム事業部は、株式会社シーズピーアンドディーを前身とするアメリカンハウスの専門メーカーです。

「日本では家の価値は築年数が経てば経つほど下がると思われていますが、アメリカではそこに住む人が手を加え、メンテナンスを重ねることで、ますます家の価値を高めています。私たちシーズホームが提案する住まいは、まさにアメリカ式発想の、住めば住むほど価値のある家です。資材から工法、設備まですべての面で伝統のある北米様式にこだわり、細かな点まで高い品質を実現することで、他の輸入住宅とは一線を画すアメリカンハウスに仕上げています」(シーズホーム事業部・山形事業部長)

伝統のある北米様式住宅。その特長は2×4工法ならではの耐久性と設計自由度の高さに加え、高気密・高断熱構造の特性を生かしたセントラル空調により快適な居住空間を維持できることです。

「日本では室内の冷暖房といえばルームエアコンという考えが一般的ですが、アメリカでは屋内全体を同じ温度・湿度に保ち、換気や塵埃除去もできるセントラル空調が標準になっています。また、初期投資はかかっても、ランニングコスト、快適性まで考えれば断然、セントラル空調のほうが低コストといえるでしょう。そのため当社では積極的にセントラル空調をご提案しており、1999年(平成11年)度は5割、2000年(平成12年)度は7割の案件で山武のセントラル空調(現:全館空調)システム『きくばり*』を導入します」(山形事業部長)

「空調の70%は施工で決まるといわれていますが、山武は設計段階から参画し、冷暖房はもとより、風速や静けさも大切なポイントと考え施工してくれます。また、365日24時間体制のホットラインサービスもあります。こうしたシステムの信頼性とサポート体制の安心感が、『きくばり』を提案する決め手となっています」(シーズホーム事業部・田尻主任)

アメリカンハウスの伝統と最新のシステムをひとつにすることで、オーナーの満足をかたちにするシーズホーム。その魅力あふれる住まいが、水戸市の住宅地に並ぶ笹目邸と近藤邸です。

老後の暮らしやすさと健康を重視した開放感あふれるアメニティ空間

オーナーの笹目良江さんと長女の礼子さん

シーズホームのモデルハウスが一目で気に入り、そのままのかたちで我が家を建てたという笹目邸。アメリカンハウスのエッセンスを随所に盛り込み、玄関から2階へと至る大胆な吹き抜け、間仕切りなしに続くリビング、ダイニング、キッチンなど、実に開放的な空間設計がなされています。

「廊下や階段は4フィート(1200mm)幅とゆとりをもたせ、ドアには開放しやすい引き戸を多用するなど、老後の暮らしやすさを考えて設計していただきました。また2階のファミリールームや屋根の勾配を利用した納戸など、広い空間が多いのですが、セントラル空調にしたことでどこにいても同じ温湿度なので本当に心地よく暮らしています」(笹目良江さん)

コンフオートセンターとダイニング

コンフオートセンターとダイニング
ここで家中の温・湿度をすべてコントロール

「シーズホームはもともと建材や資材に有害物質を含まないシックレスハウスのうえ、セントラル空調システムの電子式エアクリーナが細かな埃(ほこり)なども取り除いてくれるのでさらに安心です。我が家の裏はスギの林で、私は毎年ひどい花粉症で悩んでいたのですが、この家を建ててからは不思議なくらい症状が軽くなりました。湿度管理や換気も自然に行ってくれるので、水まわりの湿気や黴(かび)も気にならず、料理好きでキッチンに一番こだわっていた妹も喜んでいます」(笹目礼子さん)

間取りからインテリアまで女性らしいこまやかさを取り入れ、1階の内装を塗り直ししやすいドライウォールで仕上げるなど長い目で見た暮らしやすさを重視した笹目邸です。

「山武の担当者がちょっとした問題や疑問にも、すぐに対応してくださり、何度も説明してくれます。例えば、掃除機をかける時は空気循環をONにしてマイクロダストをエアクリーナに吸着させるとか、焼肉など臭いが出た時は、空気循環と換気をONにすると臭いが早く消えます、などとアドバイスしてくれます。大切な我が家ですから、その安心感と信頼感がうれしいですね」(笹目良江さん)

開放感あふれる吹き抜けの玄関とリターングリル吸い込み口(写真上方)。アメリカンハウスの魅力が息づいている

開放感あふれる吹き抜けの玄関とリターングリル吸い込み口。
アメリカンハウスの魅力が息づいている

アメリカ生活で実感した快適な居住空間を「きくばり」で我が家に再現

日差しが降り注ぐリビングからは、長男が設計したガーデンが観賞できる

日差しが降り注ぐリビングからは、長男が設計したガーデンが観賞できる

門扉や庭の演出などお隣の笹目邸と調和したエクステリアを備えながら、個性的なデザインで設計された近藤邸。実はこの2軒のエクステリアを手がけたのは、近藤さん夫妻の長男。また、新居の設計コンセプトには、シーズホーム設計スタッフでもある次男夫人が参画されました。

「1960年代にアメリカで3年半暮らしていたのですが、日米両国での生活の一番の差は居住環境にあります。敷地の広さや間取りのゆとりはいうまでもありませんが、日常生活の快適さを支える空調技術に格差があり、我が家を新築する時はこの点を重視したいと思っていました」(近藤達男さん)

そして、住まいの新築を検討していた時、お隣の笹目さんがシーズホームでアメリカンハウスを新築。その設計建築とセントラル空調システムの施工を見学し、技術水準の高さに感心したといいます。

「私が勤める大学の仲間に高断熱・省エネルギー住宅と空調が専門の教授がいて、しばしば『セントラル空調』の話を聞く機会がありました。また長年、スギ花粉症に悩まされてきたので山武の小型電子式エアクリーナを試したところ効果があり、電子式エアクリーナを標準装備した『きくばり』なら、日常の快適性でも健康面でも多いに期待できると思っていました」(近藤達男さん)

近藤さん自ら計測した日照データをもとに新居を設計。ダイニングは食事も執務も移動せずにできる事務室兼用としながら、靖子夫人の使い勝手を吟味したキッチンやユーティリティルームを設けるなど、工学博士らしいアイデアと夫人思いのやさしさに満ちた住まいが完成しました。

「快適性や機能性には細かな点までこだわったので、空調用ダクトの配置など難しい面は多かったはずです。しかし、そうした問題も設計上の工夫でクリアしてくれました。満足のいく住まいを納得のいく予算で実現することができたと思っています。その居心地の良さに、独立した子供たちも孫を連れて遊びに来るのを楽しみにしてくれています」(近藤達男さん)

キッチンと隣接したダイニングルーム

キッチンと隣接したダイニングルームは、科学者である近藤さんの事務室兼用

オーナーの近藤達男さんと靖子夫人

※2012年3月以前の情報は、旧名称が使われているケースがあります。ご了承ください。

武藤建設株式会社ビルダーワン

近藤邸(左)と笹目邸外観

武藤建設株式会社シーズホーム事業部

この記事は「Savemation(セーブメーション)」(現:azbilグループPR誌「azbil」)の2000年11月号に掲載されたものです。

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