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アマリウォーターゲートバンコク

工事中も平常営業を継続、お客さまからの苦情は皆無

中央監視室にBEMSとして導入されているsavic-net FX。熱源設備の運転状況とエネルギー使用量を一目で確認できるようになった。

中央監視室にBEMSとして導入されているsavic-net FX2。熱源設備の運転状況とエネルギー使用量を一目で確認できるようになった。

中国電力では、空調や給湯、照明など、ビル全体を対象とした省エネ施策の具体的な実施内容を決定し、各領域を担当する日本のメーカーを選定しました。その中で、BEMS※2の導入や空調・熱源設備の制御を担当することになったのがアズビル株式会社とその現地法人であるアズビルタイランド株式会社でした。アズビルは、日系企業としては建物省エネルギーの分野で唯一タイに現地法人を置き、設計・工事・保守までワンストップでサービスを提供し実績を上げていました。

「アズビルのことは、制御分野で豊富な実績を持つ日本のメーカーとして古くから知っていました。今回の施策の心臓部ともいえるBEMSや空調・熱源制御部分をアズビルに担当してもらったことは、当ホテルにとっては非常に心強いものでした」(Srisanit氏)

工事は2011年後半にスタートしました。同年秋にタイを見舞った洪水災害の影響が少なからずあったものの、2012年3月にはすべての工事が完了しました。

アズビルが実施した具体的な施策は、まずBEMSとして建物管理システム savic-net™FX2を導入。熱源管理用デジタルコントローラ PARAMATRIX™-III(パラマトリックス スリー)や流量計測制御機能付電動二方弁 ACTIVAL™(アクティバル)などと連携し、そのデータを熱源最適化コントローラ PARACONDUCTOR™(パラコンダクタ)で蓄積。空調・熱源設備全体の稼働状況や消費エネルギー量などの“見える化”を行いました。“見える化”することで省エネ施策実施前後を数値として比較することが可能となり、それぞれの設備の省エネ効果もはっきり知ることができるようになりました。

冷水ポンプ、冷却水ポンプについてはそれぞれにインバータを導入。その時々の空調の需要に応じてポンプの稼働スピードを上げ下げし、冷水および冷却水の流量を制御することで電力の使用量を最適化しました。また、冷却塔のファンにもインバータを導入し、冷凍機の稼働状況に合わせて最小限の電力で運転しています。

「ホテルは24時間365日、休むことなく営業を続けています。特にお客さまの快適性を左右する空調にかかわる工事は細心の注意が必要です。日本企業ならではの綿密な計画、きめ細かな配慮によってスムーズに完了し、工事の件でお客さまからの苦情は一件もありませんでした。ホテルは今まで同様に何一つ変わりなく営業していますが、その一方で大きな省エネを実現しています」(Srisanit氏)

空調用冷水の流量を制御している流量計測制御機能付電動二方弁 ACTIVAL。

空調用冷水の流量を制御している流量計測制御機能付電動二方弁 ACTIVAL

冷凍機の最適な運転制御を行うPARAMATRIX-III。

冷凍機の最適な運転制御を行うPARAMATRIX-III

冷凍機4台の稼働状況監視に用いられている熱量計。

冷凍機4台の稼働状況監視に用いられている熱量計。

※savic-net、savic-net FX、PARACONDUCTOR、PARAMATRIX、ACTIVALは、アズビル株式会社の商標です。
この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2015 Vol.6(2015年12月発行)に掲載されたものです。