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株式会社 牧野フライス製作所 富士勝山工場

省エネ施策に運用改善を合わせることで、計画達成比170%の省エネ効果を実現

一元管理できるようになった工場内の空調設備の運用データを基に、2018年にアズビルから、空調機ファンへのインバータ導入や外気取入れ制御の運用改善といった省エネ提案が行われました。

富士山の麓という立地のため年間を通して涼しく、冬は雪が積もり、氷点下を下回ることも多いこの工場では、外気を冷房資源として積極的に活用してきました。その半面、単に外気を取り入れてしまうと氷点下を下回った場合、空調機コイルが凍結してしまいます。空調機の故障を防止するための安全回路が動作して、空調機が停止してしまう事象がたびたび発生していました。

「空調機の停止で工場内の温度が上昇してしまうため、発生時には人手による対応が何年にもわたって行われてきました。このような運用面での課題についても相談したところ、対応策をきめ細かく検討してくれました」(宇田川氏)

蓄積した運用データから、凍結防止のために空調機が停止しない閾値(しきいち)を解析し、外気取入れダンパの開度について微妙なチューニングを実施しました。また、常に最大風量で吹き続けなくても、工場内の温度が保てることが分かったことで、空調機ファンへインバータを導入し、大幅な電力量の削減を実現しました。

「凍結の状態になってしまうと工場の稼働状況に大きく影響してしまいます。外気取入れ制御のチューニングは運用面の改善を目的としていましたが、結果的にインバータ制御と合わせて、予想以上の省エネ効果を上げることができました」(渡辺氏)

1年を通した運用改善の結果、削減電力量は前年比で1,403,471kWhに達し、導入前にアズビルが提案した省エネ目標値を大きく上回る170%の省エネ効果を実現しました。

インバータ導入の対象工場における電力量比較(納入後1年間)

インバータ導入の対象工場における電力量比較(納入後1年間)

この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2020 No.5(2020年12月発行)に掲載されたものです。