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タカナシ乳業株式会社 北海道工場

5カ月間の削減量が年間削減目標値の5割以上を達成

北海道工場内に新設されたLNGサテライト基地。

北海道工場内に新設されたLNGサテライト基地。

2015年8月に補助事業の採択が決定。設備工事へ向けて準備を開始しました。

「北海道工場は自社工場へ原料を供給する役割を担っているため、24時間365日製造を行っている工場です。そこで製造ラインを長時間止めることなく工事のスケジュールを組むことに苦労しました」(福田氏)

工程を一部の製造ラインに集約する、設備を小刻みに止めるなど工事の時間をやりくりし、既存設備のシステム・制御系の施工を担当した日本電技株式会社とともに昼夜を問わず工事は進められました。

そして、2016年末に燃料転換、蒸気圧減圧に付帯するすべての設備工事が完了。エネルギー削減量は順調に推移し、2017年4月から8月までの5カ月間の実績は、年間削減目標値の5割以上を達成しています。また、当補助事業の要件になっているエネマネ事業者による3年間のエネルギー管理支援サービスについても、1月からスタートしました。

「EMSや蒸気圧減圧制御を新たに導入しましたが、工場としてのオペレーションは何も変わらず、負担を感じることなく省エネ成果が出せています。さらに今まで把握できなかった蒸気使用量や過去の蓄積データが見える化され、設備の管理がしやすくなりました。例えば不具合が発生した際も、そうしたデータや使用状況からすぐに原因を特定することができます。また、アズビルが定期的に配管を巡回点検し、放熱、スチームトラップ、エア漏れなどを診断するサービスも大いに助かっています」(福田氏)

「当初、蒸気圧減圧制御による省エネ施策を提案いただいたときには、正直、減圧だけで省エネ効果があるのかと思いましたが、我々の引出しにない省エネ手法を教えていただき、省エネルギーの間口が広がりました。北海道工場は熱利用が多く、また今後は排熱利用を中心にさらに省エネルギーを進めていきたいと思います。アズビルには引き続きエネルギー診断サービスで今後の改善点につながるポイントを見つけていただくとともに、さらなる省エネ提案を大いに期待しています」(菊地氏)

用語解説

※1 エネルギー使用合理化等事業者支援事業
民間事業者等による省エネ設備・技術等を導入する事業に対して「技術の先端性」「省エネルギー効果・電力ピーク対策効果」「費用対効果」を踏まえて政策的意義が高いと認められたものに支援を行う経済産業省の補助制度。補助率1/3と1/2があり、補助率1/2の交付要件は、エネマネ事業者を活用し、EMSで省エネ率1%以上か、原油換算500kl以上の削減を行い、省エネ設備とEMSで合計省エネ率10%以上か、原油換算1,200kl以上の削減を達成すること。2017年度からは、EMS単独で省エネ率2%以上の削減を実施すれば補助率1/2になる。省エネ設備は、省エネ率1%以上か、原油換算1,000kl以上の削減ができれば、省エネ設備も補助率1/2になる。

この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2018 Vol.2(2018年04月発行)に掲載されたものです。