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タカナシ乳業株式会社 北海道工場

エネマネ事業者のノウハウを活用し、蒸気圧減圧制御で成果を上げる

EMSとして導入されたHarmonas-DEO。EMSを導入することで、北海道工場はもちろんのこと、本社からも工場のエネルギー使用状況や制御の状況を把握することができる。

EMSとして導入されたHarmonas-DEO。EMSを導入することで、北海道工場はもちろんのこと、本社からも工場のエネルギー使用状況や制御の状況を把握することができる。

タカナシ乳業では、これまでも省エネ活動には実績がありました。北海道工場でも取組みが進んでいた中、アズビルから提案されたのはEMS(エネルギー・マネジメント・システム)となるアズビルの協調オートメーションシステムHarmonas-DEO™の導入による蒸気圧の減圧制御でした。

「蒸気の省エネルギーというと、排熱を回収しボイラに供給する水の温度を上げ、ボイラ効率を上げる方式が一般的です。この方式はタカナシ乳業でも既に取り組んだ内容でした。アズビルの提案は系統ごとに圧力を計測し、現場側の要求必要量までヘッダーの圧力を下げる方式であり、今までに取り組んだことがないものでした」(菊地氏)

北海道工場では蒸気の熱により、生乳の加熱や濃縮、脱脂粉乳の製造などを行っています。脱脂粉乳の製造工程では乾燥炉など熱利用が欠かせず、ほかの工場に比べて多くの熱エネルギーを使用しています。ボイラで作られた蒸気は設備系統に送られ、従来は加熱処理などの系統ごとに減圧し、温度を調節する設備に供給していました。しかし、蒸気を送る配管は長い距離にわたって敷設されるため、放熱ロスが大きくなります。そこで放熱ロスを減らすことに着目し、系統に分岐する前の主管の大本にバルブを設置。EMSを活用して圧力・流量を自動制御し放熱量を抑え、省エネルギーを図ることになりました。

蒸気圧の減圧制御は電気系の制御に比べ、技術的に難易度が高く、圧力を下げれば一律にエネルギーを削減できるわけではありません。アズビルが提案する省エネ施策の蒸気圧減圧制御を採用し、補助事業に申請したところ「技術の先端性」が評価されました。

※ Harmonas-DEOは、アズビル株式会社の商標です。
この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2018 Vol.2(2018年04月発行)に掲載されたものです。