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パシフィックゴルフマネージメント株式会社

ゴルフ場の特徴を捉えた多彩なメニューで省エネルギーを実現

既設の重油を燃料としていた空調用冷暖房熱源機から置き換えられた高効率空冷ヒートポンプチラー。設置場所がゴルフカートが通る場所と隣接しているため、工事は細心の注意を払って実施された。

既設の重油を燃料としていた空調用冷暖房熱源機から置き換えられた高効率空冷ヒートポンプチラー。設置場所がゴルフカートが通る場所と隣接しているため、工事は細心の注意を払って実施された。

2010年10月に大宝塚ゴルフクラブの補助金申請の採択が決定し、改めて複数のベンダーで入札を行った結果、最終的にパートナーとして選ばれたのがアズビルでした。

「もともと、1990年ごろから当社が運営する様々なゴルフ場でアズビルの製品を活用してきた経緯もあり、同社の手厚いサポートには安心感を持っていました」(木下氏)

翌2011年1月から工事に着手し、同年7月に工事が完了、運用を開始しました。

具体的な施策内容としては、重油を燃料としていた空調用冷暖房熱源機から電気を利用した高効率空冷ヒートポンプチラーに置き換えることに加え、重油焚給湯用温水ボイラについても同様に電気を利用した高効率なCO2冷媒ヒートポンプ給湯器へ更新しました。これにより重油から電気への燃料転換を図って省エネルギー、省CO2、省コスト化を実現しました。ヒートポンプ給湯器については安価な深夜電力を利用することによりさらなるコスト低減を目指しています。また、既存のボイラについては浴槽循環ろ過システムの昇温・保温の追いかけ運転に再利用し、既存設備についても最大限に有効活用しています。クラブハウスは眺望を重視し、ゴルフコース側が一面ガラス張りになっているため、夏場の日射や冬場の外気温など、外部からの熱の影響を受けやすくなっています。そこで、ガラス窓に透明断熱フィルムを貼り付けることにより、眺望はそのままに外部からの熱負荷を遮断し、空調効率の改善を図りました。そのほかにも熱源搬送システムのツーポンプ方式化とインバータによる変流量制御などのメニューも実施しました。また、今回導入した各設備の稼働状況などを監視・制御するとともにエネルギー管理を行うため、アズビルの建物管理システムsavic-net™FX miniを導入。運転データを蓄積し次の省エネ施策につなげるという体制が整いました。

「ゴルフ場は日が落ちるとお客さまがお帰りになるので、基本的にはすべての工事を夜間に実施し、お客さまへのサービスに影響が及ばないよう万全を期しました。そのため、今回の工事のための休業は一切ありませんでした。給湯配管の更新作業についてもアズビルの協力により夜間に実施し、翌朝には問題なくお湯が使える状態となっていました」(福田氏)

高効率CO2冷媒ヒートポンプ給湯器。深夜電力を活用してつくられたお湯は、ヒートポンプ給湯器の右側に設置されたパネルタンク(貯湯槽)にためられる。

高効率CO2冷媒ヒートポンプ給湯器。深夜電力を活用してつくられたお湯は、ヒートポンプ給湯器の右側に設置されたパネルタンク(貯湯槽)にためられる。

クラブハウスのラウンジのガラス一面には透明の断熱フィルムが貼られている。窓からの眺望は変わらずに、外部からの熱負荷を抑えるため空調効率が改善した。

クラブハウスのラウンジのガラス一面には透明の断熱フィルムが貼られている。窓からの眺望は変わらずに、外部からの熱負荷を抑えるため空調効率が改善した。

この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2012 Vol.9(2012年12月発行)に掲載されたものです。